白山市議会 2020-03-06
03月06日-02号
令和 2年 2月
会議--------------------------------------- 令和2年白山市議会2月会議会議録第2
号--------------------------------------- 令和2年3月6日(金曜日
)---------------------------------------出席議員(20人) 1番 池元 勝君 2番 中野 進君 3番 大屋潤一君 4番 田代敬子君 5番 山口俊哉君 7番 吉本史宏君 8番 永井徹史君 9番 南 清人君 10番 石地宜一君 11番 小川義昭君 12番 安田竹司君 13番 北嶋章光君 14番 村本一則君 15番 宮岸美苗君 16番 岡本克行君 17番 寺越和洋君 18番 吉田郁夫君 19番 清水芳文君 20番 藤田政樹君 21番 西川寿夫君
---------------------------------------欠員 6番
---------------------------------------説明のため議場に出席した者の
職氏名市長山田憲昭君 副市長井田正一君副市長澤山雅則君 総務部長竹内正隆君企画振興部長高田 隆君 市参事兼
企画課長横川祐志君健康福祉部長兼
福祉事務所長村井志朗君 市参事兼
こども子育て課長村田久美君
市民生活部長池田紀子君 産業部長東元清隆君
観光文化スポーツ部長山下浩雅君 建設部長松田正之君上下水道部長多島雅彦君 総務部次長兼財政課長大岩慎一君
観光文化スポーツ部次長兼
文化財保護課長徳井孝一君 総務課長高橋由知君
監理課長小鍛治長士君
市民税課長清水一規君危機管理課長米田 徹君
定住支援課長鶴尾俊隆君いきいき健康課長徳野哲子君 林業水産課長牧口 啓君商工課長東野 央君 観光課長山田昌宏君
ジオパーク・エコパーク推進課長北村彰浩君
施設管理課長佐々木 満君スポーツ課長東 俊昭君 土木課長亥上明玉君
都市計画課長喜多悟史君 教育長松井 毅君教育部長毛利文昭君
学校指導課長日向正志君---------------------------------------職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名 事務局長 北村 潔君 議事調査課長 谷口由紀枝君 議事調査係長 荒地美幸君 専門員 小林典子君 主事 西川隆朗君 手話通訳士 堀口佳子君 手話通訳士 長谷川智美君 手話通訳士 田代悦子君
--------------------------------------- 議事日程(第2号) 令和2年3月6日(金曜日) 午前10時 開議 日程第1 議案第2号ないし議案第41号 (質疑) 日程第2 一般質問(
代表質問)--------------------------------------- 本日の会議に付した事件 日程第1 議案第2号ないし議案第41号 (質疑) 日程第2 一般質問(代表質問) 議長の辞職 議長選挙 副議長の辞職 副議長選挙 常任委員の選任 議会運営委員の選任 特別委員の選任
手取川流域環境衛生事業組合議会議員の選挙
白山石川医療企業団議会議員の選挙 石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員の
選挙--------------------------------------- 午前10時0分開議
○議長(石地宜一君) これより本日の会議を開きます。
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△日程第1 議案第2号ないし議案第41号(質疑)
○議長(石地宜一君) 日程第1議案第2号ないし議案第41号を一括して議題とし、これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石地宜一君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
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△日程第2 一般質問(代表質問)
○議長(石地宜一君) 日程第2一般質問を行います。 順次発言を許します。 14番、村本一則君。 〔14番(村本一則君)質問席登壇〕
◆14番(村本一則君) おはようございます。 白政会、村本一則です。2月会議、白山市、初めてとなる代表質問となります。会派を代表いたしまして、一問一答形式にて質問をしたいと思います。 白山市は、議会改革の一環として、市民に分かりやすい質問として一問一答方式を取り入れてはや9年目、通年議会は7年目となります。今回の白山市議会は、1年375日間のこれまでの最大日数となる通年議会となりました。一般質問の機会を得ましたので、通告に従い質問を行いたいと思います。 今回は、白山市における
新型コロナウイルス対策、道路建設事業計画、まち・ひと創生事業、まちづくり協議会の今後の進め方、今後の健全財政計画等について、5つの項目で質問をしたいと思います。 まず、
新型コロナウイルス対策についてお聞きいたします。 2月21日に石川県内で、
新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が初めて確認をされました。現在6人の感染者が発覚しています。それ以来、人数は増えておりませんけれども、全国的には毎日増えていっている現状ではないかと思っております。 私は以前、
文教福祉常任委員会にて平成21年5月21日、東京都小平市にて行政視察を行いました。その頃世界では
新型インフルエンザが流行し、日本においても感染者が確認され、国が水際対策をしているさなかの視察でした。 水際対策を行っている最中、5月20日夕方、八王子市内の高校生が
新型インフルエンザに感染したことが確認されました。お隣の小平市では、視察担当部局が緊急対策会議を開催していて、場合によっては視察が受け入れできない状態になるかもしれないという緊迫した中で、何とか視察を受け入れていただき、終えることができたと記憶をしています。視察内容はさておき。 帰り際に、現在同様品薄となっているマスク2セットを支給していただき、感染しないように気をつけてお帰りくださいとのお気遣いを頂きました。文教福祉常任委員は誰も発熱しなかったので、感染せず帰ってこられたのだと安堵していたことを思い出しています。随行員として現在の教育長も一緒に行っておりました。 国は今回、
新型コロナウイルス対策を前回同様水際で食い止める対策を重点的に対応していましたが、もう既にウイルスは国内に入り込み、別ルートによる感染者が確認されました。私は、12年前のことが教訓として生かされていないのではないかと感じております。早く収束してほしいものだと願っているところでもあります。 国は平成24年5月に、
新型インフルエンザ等対策特別措置法を制定しました。それを受け白山市は平成25年3月、
新型インフルエンザ等対策本部条例を制定しています。 そこで今回の事態において危機管理対策として、
インフルエンザ等対策本部条例による行動計画に基づく対応はどのようにされたのでしょうか、まずお聞きいたします。 白山市の
コロナウイルス対策について、今後、市中感染状態となり自治体対応となった場合、今日から保健所以外の病院でも対応できることが国のほうから発表されましたけれども、病院対応やPCR検査など、どのように対応されるのか山田市長にお聞きいたします。
○議長(石地宜一君) 市長、山田憲昭君。 〔市長(山田憲昭君)登壇〕
◎市長(山田憲昭君) おはようございます。
新型コロナウイルス対策についてお答えをいたします。 初めに、今回の
新型コロナウイルス感染症につきましては、平成24年に施行された
新型インフルエンザ等対策特別措置法に該当する感染症でないため、国において新たに感染症法と検疫法の改正を行い、指定感染症に位置づけを行ったところであります。 このため本市でも、今回の
新型コロナウイルスによる感染症は、特別措置法に基づいて制定しました白山市
新型インフルエンザ等対策本部条例に該当しないことから、この条例に準じて、
新型コロナウイルスに関する連絡調整会議を設置したところであります。この会議は、2月21日と2月28日に開催し、情報を共有するとともに、国の要請に基づく今後の対応について協議、決定をいたしたところであります。 今、国会では、現在の特別措置法を改正して対応する方向で議論がなされております。改正をされた場合や市内で感染者が確認された場合は、速やかに
新型コロナウイルス感染症対策本部に切り替えて対応をしてまいりたいと思っております。現在は、国を挙げて感染防止対策を実施し、患者の増加を可能な限り抑制することが重要課題となっております。 本市におきましても、国からの要請を受け、3月2日から24日まで小・中学校を臨時休校とし、また放課後児童クラブにつきましては3月2日から春休み体制の前倒しをお願いいたしました。この対応において、少しでも保護者の方々の負担を軽減するため、放課後児童クラブにお願いし、開所時間を早めるなどの対策を講じたところであります。また、小・中学校では、先生による家庭訪問を小まめに行い、児童・生徒にできる限り寄り添うことといたしております。大変難しい決断ではありましたが、感染の拡大防止の観点から御理解をいただきたいと思っております。 また、これまでの市民の皆様に対する情報の提供についてでありますが、学校関係につきましては個々にお伝えをするとともに、全体としてホームページや白山市メール、フェイスブック、防災行政無線、あさがおテレビやチラシの配布など、様々な方法で周知徹底できるよう努めております。 さらに、市民の皆様には、正しい手洗いやせきエチケットなどの基本的な感染予防対策を周知するとともに、感染しやすい環境への参加の自粛や会合等の開催の再検討などについて御協力をお願いしているところであります。 日々刻々と状況は変化しており、WHO、世界保健機構や国・県からの情報を踏まえつつ、その都度必要な対策を迅速に行っていく決意であります。 次に、白山市の
コロナウイルス対策について、今後市中感染状態となり自治体対応となった場合、病院対応やPCR検査など、どのように対応するかについてであります。 現在、石川県健康推進課・
石川中央保健福祉センターが専門相談窓口となり、医療機関や市民からの相談に24時間体制で応じているところであります。PCR検査が必要とされた方につきましては、県が保健環境センターにおいて検査を行っております。また、患者の発生時には、県が専門医療機関での治療につなげることとなり、濃厚接触者の把握も含めた積極的な疫学調査を確実に行うことになっております。 現状での市の役割といたしましては、国・県と連携した役割分担に基づき、速やかに有効な対策が取られるよう、協力体制を取りながら市中感染に備えてまいります。 今後市中感染状態となった際には、医療機関やPCR検査対応も含めて、国・県の指導に基づき適切に対応をしていくこととなります。 今後も感染拡大に対する抑制を怠ることなく、柔軟かつ機敏に対応し、市民の安全で安心な生活を守ってまいりたいというふうに考えております。
○議長(石地宜一君) 村本一則君。 〔14番(村本一則君)質問席登壇〕
◆14番(村本一則君) 質問の通告の締切りの後に、
コロナウイルス対策をいろいろと国のほうで対策されました。質問を出してからいろんなことを質問したかったんですけれども、
コロナウイルス対策ということで再質問させていただきたいというふうに思います。 今、学校閉鎖されたということ。20日の日に連絡調整会議を早々に白山市のほうで開催されて、その後、夕方、県のほうで感染者が1人見つかったということで、絶妙のタイミングの会議でなかったかなというふうに思っているところでもありますし、また小・中学校の閉鎖をされたという英断も、爆発的感染の拡大の抑止には非常に効果があるんではないかなというふうに思っております。 今後どういう形になっていくか分かりませんけれども、事態が徐々に収束をしていった場合、学校の閉鎖ということは解除し、学級閉鎖とか段階的に考えていくということはお考えなのかどうか、1つ再質問したいというふうに思いますし、また、公的機関での対応というのができるようになったと。ただ、何か検査医師の判断で可能になったということですけれども、どこの機関でも全てできるということではなくて、感染防護が整った全国約860の専門外来が対象ということで今日の新聞にも出ておりました。白山市の病院は、この専門外来病院に該当するのかしないのか。今日のあれなのですぐ分からないかもしれませんが、再質問をさせていただきたいというふうに思いますし、また、感染拡大に、小・中学校が休校となりました。先日の新聞に、給食用の牛乳を供給している業者も大変な危機であるということも報道されておりましたし、食料供給業者もいろんなことで痛手であるということですし、放課後児童クラブの運営や休業補償、そんな関係で予算措置が必要でないかなというふうに思っているところでもあります。予備費で1,000万円は計上してありますけれども、それで本当に足りるのか、新たな補正予算を組むという対応が必要でないのか、そのあたり、再質問をさせていただきたいというふうに思います。
○議長(石地宜一君) 村井健康福祉部長。 〔健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君)登壇〕
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君) おはようございます。 ただいまの再質問ですけれども、その中で私のほうからは、検査医療機関の関係でございます。 今ほど村本議員が言われましたように、今日の報道でございますが、全国で約860の医療機関で可能ということで、これは帰国者・接触者外来ということで、そういった感染対策がきちっとできている、そういう外来での検査が可能ということで、ただ、この医療機関につきましては現在非公表ということになっておりまして、白山市におきましても、その辺は我々のところには今のところ情報としては伝わっていないという状況でございます。
○議長(石地宜一君) 毛利教育部長。 〔教育部長(毛利文昭君)登壇〕
◎教育部長(毛利文昭君) それでは、私のほうから2つ、まず学校の休業・再開についてと、給食の牛乳について、2つお答えさせていただきます。 まず、学校の休業・再開につきましては、現在のところ3月24日まで臨時休業ということをお知らせしてあります。国のほうでは、この3月の中頃、3月16日以降になるかと思いますが、その状況を1回把握した段階でまたいろいろな内容について周知するということになっております。その状況を見ながらまた適切な対応を考えていきたいと思います。 また、学校の給食の牛乳でございます。まず牛乳につきましては、メーカーのほうで、学校に納品されるものにはストローがついていないんですけれども、それをストローをつけるような形にいたしまして、小売店舗での販売ルートに乗せて販売していくというふうに聞いております。
○議長(石地宜一君) 竹内総務部長。 〔総務部長(竹内正隆君)登壇〕
◎総務部長(竹内正隆君) それでは私のほうからは、この
新型コロナウイルスに関する補正予算の可否についてお答えをいたします。 現在いろいろ対策が取られているところですが、当面の間は、先ほど議員御指摘のありました予備費が1,000万円ありますので、それで対応する。または既決予算執行残が少しありますので、そういったもので対応したいというふうに考えております。 ただ、今後事態が急激に変わることで費用が、いろんな経費がかかるということも想定されますし、国のほうでは、3月10日にまた新たな指針というか方針を出すということも聞いております。ということで、10日の国のほうの方針も見ながら、必要な分、もし予備費等で対応できなければ、これは当然補正予算を組むということになろうかと思います。その際は、今会期が19日でありますので、それまでに上程の方向で考えていきたいと考えておりますので、その節はまたよろしくお願いいたしたいと思います。 以上です。
○議長(石地宜一君) 村本一則君。 〔14番(村本一則君)質問席登壇〕
◆14番(村本一則君) 病院名はまだ分からないということですので、しようがないですけれども、テレビで、韓国では病院に来た人の検査をドライブスルーでやられていたんですね。ドライブスルーでやっていると、来た人と病院で待合室で一緒にならないので、もし感染していてもほかの人にうつすことがないということで、非常にいい方法かなと思いました。もし白山市の病院でそれができるということになったら、その辺のことも検討するようにということで指示をしていただければいいのかなというふうに思っておりますし、また、
インフルエンザ対策等特別措置法に該当しないということですけれども、どういう形になるか分かりませんけれども、この結果は、最終的には1年後にどうだったかなという結果が出るかなというふうに思っております。 ただ、1つ、人命は法律より優先すると。これは、あるヘリコプターのパイロットが言って、法律で決められていたらもう運航できない状態だったけれども、人命を助けるのにこの言葉を言ったということをある本で読みました。人命は法律より優先する。ですから、特措法が云々ということよりも、市長のほうで、もう人命が大切だということであれば、法律よりも優先してその辺の判断をしていっていただければということを申しまして、次の質問に移りたいというふうに思います。 今後の道路建設事業計画について質問いたします。 新しい道路ができると人の流れも形態も変わり、にぎわい創出に大きく寄与すると言われています。 令和2年度予算案では、
生活道路リフレッシュ工事により、市道舗装・通学路のグリーンベルト設置を含め1億円が計上されていますが、市道1,000キロメートル全線を整備するには予算が十分とは言えないと感じています。 また、横断歩道の標示が消えている箇所が多く見られるなど、ラインの補修する箇所も多々見受けられます。しかし、今後の利便性、安全性のため新しい道路整備も必要となるのではないかと考えています。
地域高規格道路小松白川連絡道路の件ですが、
北陸自動車道小松インターチェンジ付近と
東海北陸道白川郷インターチェンジ付近を結ぶ延長約50キロメートルを整備する事業で、2009年にルート帯が絞り込まれましたが、これまで事業の進展がありませんでした。 小松白川連絡道路について、今後白山市の関わり、影響はどのようなスタンスで取り組まれるのか、思い入れのある山田市長にお聞きいたします。 次に、3・5・40号都市計画道路四十万安養寺線は、2月補正予算にて90メートル築造工事が計上され、野々市市、金沢市との連絡道路として400メートルの区間で着々と整備が進んでいく状態です。また、米永松本線も3.2キロメートルが、市の施工で道路改良がなされています。 しかし、宮丸南交差点から安養寺交差点までの経路は全く手つかずの状態です。通勤時、加賀産業道路の渋滞から迂回路として狭い町内を通り抜けする車のため交通量が増え、住民には大変危険な状態となっています。白山市と野々市市とを結ぶ東西幹線道路の整備を図り、安全かつ円滑な道路の確保と地域の振興発展に寄与するという目的から、平成25年に県道
松本四十万
東西幹線道路整備促進期成同盟会が発足し、山田市長も当時、県議会議員として、名簿には顧問として載っています。 市長は、交通安全の観点と地域の振興発展に、この道路の整備について今後どのように取り組まれていくおつもりかお聞きいたします。
○議長(石地宜一君) 市長、山田憲昭君。 〔市長(山田憲昭君)登壇〕
◎市長(山田憲昭君) 道路建設事業計画についての御質問にお答えいたします。 私のほうからは、小松白川連絡道路の整備に関し、白山市の今後の関わりと影響についてをお答えいたします。
小松白川連絡道路整備につきましては、議員御指摘のとおり、長い間、事業の進展がありませんでした。こうした状況を打開するため、昨年8月、3市1町で構成されておりました同盟会を、石川、岐阜両県選出の国会議員や沿線8自治体、3経済団体で構成をし直し、国道360号(飛騨地域~小松空港間)
整備促進期成同盟会として組織の充実を図り、昨年11月には、事業化に向けた中央要望を行ったところであります。 また、両県に関する参議院議員や国土交通省OBの参議院議員による小松・
白川道路建設促進参議院の会も結成され、両県に対し早期にルート確定するよう要請されたところであります。 その要請を踏まえ、先般2月には、国土交通省と両県による
小松白川連絡道路検討会が開催をされ、さらには、実情を把握するため、両県の経済団体等から聞き取り調査を行う作業部会が設置されたところであります。 白山市といたしましても、早期に事業化が図られますように、周辺自治体と連携をしながら、国・県の動向を踏まえ、事業化に向けた取組に協力してまいりたいというふうに考えております。
○議長(石地宜一君) 松田建設部長。 〔建設部長(松田正之君)登壇〕
◎建設部長(松田正之君) おはようございます。 宮丸南交差点から安養寺交差点までの東西幹線道路の整備計画についてお答えいたします。 この道路は、既存の道路網を活用し、海岸部の
主要地方道金沢美川小松線から国道8号や国道157号を通過し、金沢市南部までをつなぐ約10キロの道路であります。 道の駅めぐみ白山や白山総合車両所などと白山ろく及び金沢都市圏南部地区を結ぶことにより、さらなる広域観光の交流や産学連携の強化、並びに地域の活性化が図られるものとして構想したものであります。 整備延長も長いことから、市では白山総合車両所やビジターセンターへのアクセス道路として市道米永松本線の拡幅工事を進めているところであり、今後は県道部の狭隘区間や急カーブの早期解消について、県へ引き続き要望してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(石地宜一君) 村本一則君。 〔14番(村本一則君)質問席登壇〕
◆14番(村本一則君) 小松白川連絡道路、中京方面とのアクセスが非常に便利になるということで、産業界も期待していると思いますので、ぜひ早く実現できればいいかなというふうに思っておりますし、また、朝晩、木津、剣崎の辺りは、本当に車がまちの中へ入ってきて危険なんですね。 ここに、探していたら
松本四十万線設立総会の古い資料が出てまいりました。このときは、林地区、舘畑地区、林中、一木、宮保、加賀野、笠間地区の皆さんが名前を連ねて同盟会をつくっているということなんですけれども、迂回路の危険防止ということから、本当に早期にその辺のことを整備していただきたいということを申し述べて、次の質問に移りたいというふうに思います。 まち・ひと・しごと創生事業について質問をいたします。 日本創生会議が、2040年までに半数近くの自治体が消滅可能性の危機にあるとして、自治体のリストを公表しました。安倍内閣は、自治体の危機感をあおりながら地方創生を重点施策として打ち出し、2014年11月にまち・ひと・しごと創生法案と地域再生法の一部を改正する地方創生関連2法案を成立させたことは周知の事実であります。東京一極集中の是正と地方自治体の維持に、建設事業費や維持費の適正化をうたっていました。 魅力ある地方の拠点都市をつくるといったことや、出生率を上げるための対策等事業が多く掲げられましたが、予定どおり進展しなかったことから、新しい考え方、関係人口の創出・拡大も取り入れて、地方創生の2期目継続事業として、今年度のまち・ひと・しごと創生事業には1兆円の予算案が計上されていると聞いております。 政府は、人口が分散している集落を維持していくのに経費がかさむことから、解消策として、立地適正化により拠点都市構想、つまりコンパクトシティ化整備を進めようとしています。 人口減少には、自治体の対応策の一つとして連携中枢都市圏構想もあります。金沢市を中心として石川中央都市圏ビジョン懇談会がこれまで何度か開催され、協議されてきていると承知しております。 連携中枢都市圏構想の中には、各自治体の維持費を抑制する手段として、何でも自分の市で持つことは今後人口減少社会の中で維持していけなくなることから、新しく建設するものは再検討が必要、適正化を図れと言っています。 そこで、地方創生の2期目事業として、特定地域に継続的に多様に関わる関係人口の創出・拡大に、地方自治体と連携を深める仕組みについて、白山市としてどのような取組となるのかお聞きをいたします。 次に、拠点都市構想、つまりコンパクトシティ化による維持管理費の抑制を行い、住みよい住環境の整備を行う手法はどのように進めるのでしょうか、お聞きをいたします。 まち・ひと・しごと創生事業の中の中枢都市圏構想の考え方の圏域内に存在する施設の相互活用により建設費・維持費の軽減を図る観点から、当初予算には計上してありませんが、新野球場建設整備について、今後どのように進めるのか、山田市長のお考えをお聞きしたいと思います。
○議長(石地宜一君) 市長、山田憲昭君。 〔市長(山田憲昭君)登壇〕
◎市長(山田憲昭君) まち・ひと・しごと創生事業についての御質問にお答えをいたします。 初めに、関係人口の創出・拡大の取組についてであります。 本市の第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略につきましては、白山市総合戦略推進委員会の審議を経て、パブリックコメントを行い、今月中に策定することといたしております。その中で、関係人口の拡大を重点項目に掲げております。 具体的な取組でありますが、郷土会などの本市出身者等の関係強化に努めるほか、高等教育機関や企業などの地域外の人材による地域づくりの担い手の確保を推進するとともに、白峰地域での東京大学や地元NPO法人との連携事業や、金沢工業大学と連携した尾口地域での国際高等専門学校白山ろくキャンパスを核とした企業研究やベンチャー企業の参画など、多様な人材の受入れ態勢の整備を図りながら、関係人口の創出を図り、地域、ひいては白山市全体の活性化につなげてまいりたいと考えております。 次に、コンパクトシティ化による維持管理費の抑制を行い、住みよい住環境の整備を行う手法についてお答えいたします。 今年度末に公表を予定いたしております都市計画マスタープランの改定において、基本方針の一つといたしまして「快適な生活を支える、効率的で持続可能なまちづくり」を掲げ、SDGsの理念も踏まえた中で、都市の魅力が集約された秩序あるまちづくりやコンパクトな都市構造を目指すことといたしております。特に、本市の特性でもありますが、松任、美川、鶴来地域の市街地ごとに拠点化を図り、ネットワークでつなぐことにより、便利で効率的なまちづくりを推進いたしたいと考えております。 議員御指摘のとおり、コンパクトシティ化により、都市活動に必要な施設が一定の範囲に集中することは、便利で効率的なまちづくりを推進するとともに、にぎわいの創出と維持管理費の抑制につながるものと考えております。こうした維持管理費の抑制に併せ、住みよい住環境の整備を行うためのハード・ソフト両面における各種施策や、AI、IoT等の新技術を活用したスマートシティへの取組などについても検討してまいりたいと考えております。 次に、石川中央都市圏の圏域内に存在する施設の相互利用の観点からの新野球場整備に関する質問にお答えをいたします。 4市2町で構成する石川中央都市圏域内のスポーツ施設の相互利用につきましては、今年度より各市町の担当者によるスポーツ推進連絡会で検討を始めております。その議論の中では、野球場やグラウンド、体育館などの主要施設は、どの自治体も多くの利用者があり、相互利用の早期実現は困難な状況にあります。 新野球場の整備につきましては、相木第二地区土地区画整理事業に伴い廃止となります相木野球場の代替施設として計画をいたしているものであります。当初計画から5年以上が経過をしておりますので、設計をやり直す必要があり、現在、議会の皆さんの御意見を伺いながら、施設の内容を再精査しているところであります。 いずれにいたしましても、完成した暁には、多くの利用がある新たな拠点施設となることを願っております。
○議長(石地宜一君) 村本一則君。 〔14番(村本一則君)質問席登壇〕
◆14番(村本一則君) このまち・ひと・しごとというのは、日本全体が人口減少になっていくということを想定してつくられた法案だというふうに思っております。この中で、コンパクトシティ化をすることとかいろんなことがありますけれども、本当は地方への移住人口を増やしたいというのが一番の目的だったのかなと、それがうまくいかなかったので、今回は名前を変えて、関係人口、東京に住みながら、関係する地方に行って仕事をして、また東京へ帰るという関係人口を増やすという観点でこういうことが出てきたんではないかなというふうに思っております。 関係人口も大切ですけれども、移住人口を増やす方策もまた頑張って取っていっていただきたいというふうに思いますし、また、中枢都市圏構想、野球場、スポーツ施設というのは土日にほとんど利用ということで、どこも空いていないということなのかなと思っていましたけれども、相木野球場の代替ということであれば、それに見合った、後でまた財政の質問もしますけれども、その辺のことも踏まえて新しい設計をしていただければということを申し添えて、次の質問に移りたいと思います。 まちづくり協議会について質問をいたします。 さらに住みよい白山市へ協働・連携でつくる「笑顔」プロジェクト、市民主体のまちづくりの実現のための方策として、令和2年度の予算案には協働のまちづくりの具現化予算が計上されました。 私はこれまで、市民協働のまちづくりを行ってきた、東北では花巻市と東松島市、滋賀県甲賀市、福井県越前市、岐阜県高山市を視察してきました。 花巻市では、市民協働のまちづくりとして、地区公民館が前身で振興センターを開設、市内27カ所の振興センターで、自治活動組織であるコミュニティ会議が設置され、地域の課題解決の方策として地域ビジョンを策定し、地域ビジョンを実行するために、コミュニティ会議に対して均等割・世帯割・面積割によって市の予算の総額2億円の地域づくり交付金を交付し、公民館を活用した住民自治を行っていました。 東松島市は、地域づくりの拠点として、同じく公民館に市民センターを併設するまちづくり条例を制定、この条例に基づき、地域ごとにまちづくり条例を策定、市から配分されるまちづくり交付金により事業を行っていました。東松島市は、その後、単独の市民センターとして公民館条例を廃止、地域自治組織が管理運営を行い、その後、指定管理者制度に移行され、運営されているということです。この制度は、民間活力推進の一番の近道であり、子育て繁忙期を過ぎたお母さんや早期退職者など、地域に隠れた人材発掘をし、まちづくりに参画してもらうことが重要なポイントであるということでした。結果、交付金の活用により、これまでの行政頼みの意識から、自分たちのまちは自分たちで運営するという自立した意識が芽生え、地域の細かな事業等は市民センターで解決することができるようになり、行政組織のスリム化も達成され、地域住民との協働という観点から地域づくりができることになったとのことでした。 過日、新潟市の取組を聞く機会がありました。新潟市は、2007年、政令指定都市となりました。「大きな区役所 小さな市役所」を標榜し、区への予算配分を重視、区提案の予算、区のフルセット型組織体制、地域の合意を得ながら実行計画を策定、区の予算措置の形による大きな区役所を尊重した結果、平成30年度には119億円の財政不足が発生したとのことでした。 白山市は、令和2年度予算案に、協働のまちづくりの具現化にモデル地区を5地区選定していく予定とのことです。市民からは、説明会を聞いてもよく分からない、何をどうしたらいいのかという声を聞いています。今後も丁寧に説明し、納得の上に行わないと、市民協働で行うこの事業は成功しないのではないかと危惧をしています。 新潟市のように「大きな区役所 小さな市役所」とするのか、甲賀市のように支所単位で行うのか、高山市の中学校単位なのか小学校単位なのか、花巻市、東松島市の公民館単位なのか、東松島市のように市民センターとして指定管理者制度まで移行していくのか、今後、協働のまちづくりはどのような形態を取られるお考えかお聞きをいたします。 まちづくり会議の予算配分について、花巻市と東松島市のように、交付金は市予算の大体何%を充当するのか総額を決めて、各地区の分配金を設定することが肝要ではないかと思っています。各地区は、均等割・世帯割・面積割にて金額を決定し、まちづくり交付額の見える化がされれば、市民も方針が立てやすくなり、まちづくりの内容も分かりやすく理解が進むのではないかと考えますが、見解を問いたいと思います。 今年度、モデル地区を5地区選定して進めるとのこと、まちづくり協議会単位の交付金総額、組織など、白山市モデル、基準となるまちづくり協議会を示す必要があると思いますが、市長の答弁を求めます。
○議長(石地宜一君) 市長、山田憲昭君。 〔市長(山田憲昭君)登壇〕
◎市長(山田憲昭君) 「市民協働で創るまちづくり」の核となりますまちづくり協議会の今後の進め方についてお答えをいたします。 初めに、協議会の形態についてであります。 「市民協働で創るまちづくり」におきましては、地域の実情に応じ、地域の課題を地域で考え、地域の活性化や魅力向上に向けた取組を行い、まちづくりを進めていくことが重要であります。 本市では、様々な取組が公民館単位で行われております。この公民館単位での活動は広く市民に受け入れられておりますので、現在の28の公民館を単位としたまちづくり協議会をつくり、自主性の高い活動を展開することを考えております。 次に、交付金は市予算の何%を総額にするのか、また、地域への交付金の割り振り方についてであります。 新年度に予定をします5つのモデル地区での取組では、組織の設立に必要となる事務的経費と新しい地域コミュニティ組織の運営や活動に必要となる活動経費について支援を行うこととしております。 モデル地区における取組の検証を重ねながら、先進地事例等も参考にし、本市の実情に即した(仮称)地域予算制度の創設に向け、交付金の在り方を含め協議、検討を重ねてまいりたいと思っております。 次に、白山市モデルについてでありますが、現在、白山市市民協働で創るまちづくり指針策定委員会におきまして、在り方方針の素案を作成いたしております。 この素案では、本市が目指す新しい地域コミュニティの将来像、新しい地域コミュニティ組織の役割、地域と地域コミュニティ組織の具体像とその関係、推進方策などについて方向づけを行っております。 新年度におけるモデル地区での取組は、この素案に沿って行うこととなりますが、検証結果を踏まえ、この方針に修正を加え、白山市市民協働で創るまちづくり指針策定委員会の議論を経まして、白山市オリジナルの在り方方針を、令和2年度中を目途に策定いたしたいというふうに考えております。
○議長(石地宜一君) 村本一則君。 〔14番(村本一則君)質問席登壇〕
◆14番(村本一則君) 公民館単位ということであります。そうであれば、私が視察してきた花巻市、東松島市が公民館単位でやられていました。東松島市の場合は、その後、自治センターに移行して、公民館条例も廃止して行ったということで、段階的にやられたということでありますけれども、これは東日本大震災の後も視察することがありましたけれども、東日本大震災の後、この自治センターが非常に機能したということを聞いてきております。 公民館では収益事業というのはできないことになっているんですね。自治センターであれば、この自治センターは公益事業をやることができる。公益事業をやって、自分たちのところで少し稼いだ金でまたいろんな自分たちのまちづくりができるということになれば、また一生懸命いろんなことをやろうという活気が生まれてくるんではないかなというふうに私は思っています。そういう意味で、東松島市のやり方というのは、指定管理者制度に移行したということでありますけれども、うまく機能しているんではないかなというふうに思っていますけれども、白山市は公民館単位で行うということでありますけれども、将来はそのまま公民館単位なのか、それを少し発展させていくというお考えなのか、自分たちのまちは自分たちでつくるという意識の向上のためにも、自主事業はできるような形も考えていくのが一つの方法じゃないかなと思いますが、再質問とさせていただきます。
○議長(石地宜一君) 市長、山田憲昭君。 〔市長(山田憲昭君)登壇〕
◎市長(山田憲昭君) 今ほど言いますように、公民館は28あります。大きいところは1万5,000人、小さいところは400人という、そういった人口の大小があり、それから地形とかいろんなことがあります。そういったことはありますけれども、基本、その地域におきまして、伝統文化とかそういった事業とかいろんなものがそこに根づいておるということがありますので、ここは、その28というものは、基礎とすることということは大事なことだというふうに思っておりますし、単位としての公民館ですけれども、今ほど議員がおっしゃいますように、自主的なものをどうできるかということになると、いろんな形でこれから議論していくわけですけれども、そういった形態を形態として変える。区域を変えるんじゃなくて形態として変えながら、自らがもっともっと参加して努力しやすいような状態をつくっていく体制というものを考えていくという必要もあるかなと思います。 いずれにしましても、こういった、今、今後の議論を踏まえて、皆さん方がやりやすいようにやっていく、そのことが一番大事だというふうに思いますし、そのことが結果として予算を含めてどうつながっていくのかということになるというふうに思いますので、今後、集中的な議論、モデル地区を含めて、その皆さん方との議論をさらに深めていければ将来の姿が見えるんじゃないかなというふうに思っておる次第であります。
○議長(石地宜一君) 村本一則君。 〔14番(村本一則君)質問席登壇〕
◆14番(村本一則君) これは大変な大切な事業だというふうに思っています。市民が一生懸命自分らの地区は自分らでやるという、そういう気持ちの醸成につながれば白山市全体がよくなるというふうに思いますので、ぜひ失敗のないように丁寧に説明して成功させていただければというふうに思います。 これが最後の質問となります。白山市の健全財政計画についてお聞きいたします。 「健康都市 白山」の根本、市民個人個人の体が健康であるということは大切なことと思っています。白山市が健康であることは、白山市の根幹の財政関係が健康、つまり健全であることが肝要かと思っています。 2019年10月から12月期の国内総生産、GDPの伸びがマイナスに落ち込んだと報告されています。消費税の増税と
新型コロナウイルス感染拡大が原因で、観光客の減少や大規模な催し物の中止等、経済への大きな打撃が懸念され、今後日本は景気後退になるとの報告もあります。白山市は歳入減にならないか危惧しているところです。 これまでの報告では、国が示している自治体の財政の健全化に関する法律の財政健全化判断比率について、白山市は全項目で基準より低い数値を示しており、おおむね健全状態にて運営されていると感じています。今後もこのような財政運営が継続していってほしいと願っています。 しかし、今後の白山市の5カ年財政計画の収支は赤字となると示されています。基金、家庭でいう貯金を取り崩していかなければ収支の均衡がとれない状態が続き、白山市は令和4年に財政調整基金も枯渇していくという報告です。 財務省では、自治体の財政調整基金が平成元年度から平成29年度にかけて2倍以上に積み上げがあることから、財政調整基金の積み上げ金を問題視し、地方交付税の配分の在り方を再検討する必要があるとの考えも示していると聞いています。 国内総生産、GDPの伸びが落ち込み、消費税増税、コロナウイルス感染拡大が原因で景気後退が予想されていますが、来年度の地方税の歳入見通しは、見通しどおりで問題ないのでしょうか、お聞きします。 令和2年合併振興基金約31億円の残高見通しと報告がありますが、償還が終了して自由に使える額は現時点で約9億円ぐらいとのことですが、総額の約31億円全て自由に使えることになるのは何年度となるのでしょうか。 白山市の財政調整基金は約18億円、基準はないのですが、全国的には目安としては標準財政規模の20%ぐらいが必要ではないかと言われています。白山市は、平成30年度決算状況から計算すると61億円の基金が必要となるものですが、財政調整基金、合併振興基金、合わせても49億円、目安となる69億円には12億円が不足することになります。 今後どう対処するのか。61億円あれば安心できる額ではないかと感じていますが、見解をお伺いいたします。 今後も財政調整基金の積み上げ状況は減少傾向が生じると予想されています。経常経費を減額し、さらなる行財政改革に取り組む必要があると感じていますが、見解をお聞きいたします。 自治体運営の根幹は定住人口であります。基準財政需要額の算定の根幹は人口であり、人口1人当たり2万円と補正係数1.05を掛けて算出されると聞いています。その人口を基準として国からの交付税額が決められるわけです。 今後も白山市は、国からの地方交付税がないと財政状況が成り立たない自治体です。交付税維持のため、基準となる人口増加対策が不可欠と思いますが、対策について市長に見解をお伺いしたいと思います。
○議長(石地宜一君) 市長、山田憲昭君。 〔市長(山田憲昭君)登壇〕
◎市長(山田憲昭君) 私のほうから4番と5番についてお答えしたいと思います。 まず、今後の健全な財政計画関係についてお答えをいたします。 初めに、経営の経費を減額し、さらに行財政改革に取り組むべきではないかについてであります。 本市ではこれまで3次にわたり行財政改革大綱を策定し、職員数の削減、指定管理者制度の導入、また、公共施設の削減及び公立保育所の民営化等について、実施計画に基づき取り組んできました。本年3月で現在の実施計画が終了することから、白山市行財政改革戦略会議へ諮問をし、昨年12月に答申を頂いたところであります。 この答申に基づき、第4次となります今回の大綱では、名称を「行政経営指針2020」に変更し、基本理念を「質の高い行政サービスの提供」と「持続可能な行政経営の確立」といたしました。「質の高い行政サービスの提供」は、市民の皆さんの白山市に住んでよかったという喜びにつながり、「持続可能な行政経営の確立」は、将来への白山市の希望につながります。 私を含め職員一人一人が行財政改革を意識し、自分の職責に対し真摯に取り組むことが大切であり、今回の新たな行政経営指針の下、白山市の将来や市民の幸せを真剣に考え、よりよい白山市を目指し、今後も持続可能で安定的な行財政基盤の確立のため、不断の行財政改革を続けてまいりたいというふうに考えております。 次に、地方交付税維持に人口増加対策が不可欠である。その対策はについてであります。 本市では、人口減少対策として市外への転出抑制や若年世帯を中心とした転入、移住促進など、定住支援を積極的に推進しているところであります。中でも定住促進奨励金制度を初め、転入者や若年層に対する住宅取得等の支援や3世代同居・近居の支援、中古住宅の取得補助、新婚世帯への家賃補助などにより、平成27年度以降の本市の人口は緩やかに増加をいたしているところであります。 こうした支援策に加え、保育や教育の充実による子育てのしやすい環境づくり、土地区画整理事業による良好な住環境の提供、優良企業の立地による雇用の充実などに努めており、住んでよかった、これからも住み続けたいと思っていただけるまちづくりを今まで以上に推進してまいりたいというふうに考えております。
○議長(石地宜一君) 竹内総務部長。 〔総務部長(竹内正隆君)登壇〕
◎総務部長(竹内正隆君) 今後の健全な財政関係についての御質問であります。 私からは、初めに、来年度の地方税の収入に問題はないかとの御質問にお答えをいたします。 令和2年度、来年度の当初予算の税収の現年課税分においては、個人市民税につきましては、近年の区画整理事業等の進展により納税義務者が増加していることから、今年度に比べ約1億1,000万円の増収を見込んでおります。 また、法人市民税につきましては、今年度に比べ約6億円の減収を見込んでおります。この減収の理由につきましては、税制改正により法人税割の税率が引き下げられたこと、また、市内の主要な企業に対して行ったアンケート調査において、今後海外経済の減速が想定され、業績の伸び悩みも見込まれるという回答もあったことから減収となったものであります。 一方で固定資産税につきましては、償却資産の減価償却により約7,000万円の減収が見込まれるものの、土地・家屋を含めた全体といたしましては、今年度に比べ約9,000万円の増収を見込んでおります。 その結果、市税の全体では、令和2年度の収入見込額は今年度と比べ約3億6,000万円減収の約185億9,000万円を見込んだところであります。 なお、現在、
新型コロナウイルスが全世界へ感染拡大しており、この影響により世界経済の減速が懸念されているところであります。本市としても、今後も地域経済への影響、あるいは市税の収入の動向について注視してまいりたいと考えております。 次に、合併振興基金の全てを使えるのは何年度かということであります。 合併振興基金は、市民の連帯強化及び地域振興を目的に、合併特例債を活用して積み立てた基金であります。合併特例債の償還が終わった分から、新市建設計画に位置づけられた事業に使うことができます。 本市の合併振興基金は、積立限度額が40億円であり、平成17年度から積立てを開始しまして、完了したのが平成25年度であります。基金積立てのための合併特例債の償還が全て終了し、全額取崩しが可能となるのは令和16年度となります。 次に、財政調整基金の残高を61億円とする必要があると思うがその見解はということであります。 財政調整基金の令和2年度末の決算見込みの残高は約18億600万円となっております。また同様に、合併振興基金につきましては約31億1,000万円ということになっております。 この財政調整基金の積立ての必要額につきましては、国の総務省では明確な水準を示してはおりません。それぞれの自治体の判断により実情に応じて積み立て、運用していくものというふうに認識をしております。 いずれの基金も、今後のまちづくりや市民サービスの充実などに充当する貴重な財源でありますから、今後とも慎重かつ計画的に活用してまいりたいと考えております。
○議長(石地宜一君) 村本一則君。 残り時間あと37秒でございます。 〔14番(村本一則君)質問席登壇〕
◆14番(村本一則君) これまで質問してきた内容は、白山市が持続可能な自治体であるための大変な重要な政策ではないかなというふうに思っております。SDGsの持続可能な開発目標に取り組み、白山市が持続可能な市でありますことを願って、2月会議、白政会の代表質問を終わりたいと思います。
○議長(石地宜一君) 村本一則君の質問は終わりました。 次に、西川寿夫君の質問に移ります。 21番、西川寿夫君。 〔21番(西川寿夫君)登壇〕
◆21番(西川寿夫君) 御苦労さまでございます。21番、西川寿夫です。一創会を代表して、一括質問方式で代表質問を行います。 執行部の皆様には、日々、
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、日夜、市政の多くの課題に一生懸命取り組まれていることに敬意と感謝を申し上げる次第でございます。 私たち一創会は、市議会への一般質問に代表質問制の導入が検討されて以後、会派所属議員5名、代表質問に関する認識を共有し、専門家の知識も借り、会派内に一創会ビジョン会議を設け、取り組んできました。そして、会議でいろいろ議論をして、市長の施策を8項目に分類し、これまでビジョン会議9回、そして県外への視察、富山県舟橋村、福井県児童科学館(エンゼルランドふくい)、福井県勝山市スキージャム勝山を視察しました。これまで取り組んできた全ての成果をまとめ、8つの項目に対して会派としてのビジョンを確立しました。 議長の許可をもらっていましたので、ここにまとめた成果を提示させていただいております。 今回、会派議員5名が一体となりまとめた8項目のビジョンを基に、代表質問をいたします。 白山市のビジョンについて質問をいたします。 去る1月30日の議会全員協議会において、第2期白山市まち・ひと・しごと創生総合戦略(素案)及び白山市行政経営指針2020(案)が、どちらとも令和2年度から令和6年度の5年計画で示されました。全ての計画で整合性を取ることは困難なことと考えられますが、白山市、特色あるビジョンが、なかなか見えにくいようです。 産業について、新たな工業団地に取りかかろうとしているが、団地造成には、着手までの期間、造成期間と合わせると数年かかることと、売り切れる前にしっかりと取組を進める必要があったのではないでしょうか。 そして、横江地区での区画整理事業地での大型商業地の造成に着手されています。当然のことながら周辺道路の混雑化が予期されますが、海側幹線の本線工事や、松任・野々市駅からの直通バス運行などの対応策について、部分的な計画ではなく市全体が最適化するような計画を立てて進められているのでしょうか。 そこで1点目に、まち・ひと・しごとも、元気な都市を目指すものとして、全ての施策は必要であると考えられないこともないが、市長が考える優先的実施策(ビジョン)をお尋ねします。 2点目に、ビジョン施策の裏当てとなる財政計画について、白山市行政経営指針2020(案)では、財政の歳入の見通しを中期計画によるものとして記載されているが、令和元年度の見込み535億円、令和6年度の459億円と、76億円もの減となっている。その多くが、国・県支出金、市の借金である市債などの減によるものとしているが、このような状況で行財政改革の必要性が十分必要であると考えるが、歳出だけでなく歳入増を積極的に考えなければ、どんな計画を持っても絵に描いた餅になる。この点について市長の考えをお尋ねいたします。 次に、まちづくりについて、市街地再編と地域特性について、仕組みづくりにつき質問をいたします。 今、本市では都市計画マスタープランの策定中であります。このマスタープランを策定するに当たり、昨年7月と11月に分けて2回の地域別説明会が行われました。その中で立地適正化計画の説明がありましたが、全般的に市街地に対する市民の意見が少なかったようであります。そのことは、中心市街地の商店街においては、次の世代に継がない、後継者は既に別の仕事に就いているという現実があるからなのか。または、市街地に暮らす人たちが、にぎわいよりも住みよさ、商業より居住地に移行したいという意見が増えているのか、今後どうしていくのか検討する必要があります。 また、増え続ける空き家、空き店舗。狭い道も多く、緊急車両が通行できないなど、防災に対応できない現状であります。このような点からも、中心市街地の再開発には街区的な計画が必要である方針を示すタイミングであると考えます。 昨年度、議会で藤枝市を視察してきました。駅前開発に民間3社の活力をフルに活用し、様相が一変し、まちのにぎわいの求心力となっていました。 今、本市の都市計画マスタープランの策定は、ほぼ国の施策による市街地の方向性しか示されていないわけですが、市は今のまま放っておいていいのか、イメージを持たなくてよいのかをお尋ねいたします。 次に、地域特性に応じた仕組みづくり、山間部について質問します。 平野部と山間部では事情が異なるため、その地域の特性に応じた柔軟な仕組みづくりが必要ではないか。特区制度の導入が必要ならば対応し、住みよさへの配慮をすべきではないか、考えをお尋ねいたします。 次に、人口ビジョンに関しての質問をいたします。 現在、本市では、白山市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で人口ビジョンを策定しております。そこでは、国における出生率の上昇に向けた取組に加え、本市の魅力を最大限に生かし、企業誘致をはじめ、土地区画整理事業の促進や、移住・定住施策による転入者の増加や転出者の縮減など、各種施策・事業を推進することで人口減少の抑制を目指すと明記されており、2060年の推計人口を9万9,514人とし、10万人の確保を目指すとしています。 しかしながら、国における出生率の上昇に向けた取組においては画期的な取組もなく、白山市の合計特殊出生率は1.4を少し上回る程度で推移しているのが現状です。また、人口の社会増を目指すことで自然減を食い止めるという観点で考えると、移住・定住施策は住宅の新築工事を対象としたものが中心で、空き家や中古物件を活用した移住施策は、現段階ではまだまだ力不足感があり、現在までの人口減少対策は土地区画整理事業頼みとなっているように思われます。ところが、今後農地の市街化転用が非常に難しくなっていく中、土地区画整理事業の促進が松任駅北相木地区第2以降計画できるのか分からないのが現状であります。 そこでお尋ねいたします。 人口10万人の確保を目指すための施策に対して、出生率の上昇と社会増の観点、また、まちづくりの観点でどのようなビジョンをお持ちでしょうか。また、白山ろく地域の人口減少問題に関してはどのようなビジョンをお持ちでしょうか、お尋ねいたします。 次に、子供や教育について質問をいたします。 今、最も大きな課題は、持続可能な社会をどうつくっていくかであり、そのために大切な力はまさに人です。今こそ白山市の未来を担う人づくりに総力を注いでいく必要があります。 今回の予算案を見ても、子育て支援の政策が多く見られ、山田市長は、子育て政策には特別な思いを持たれているという感じでいます。そういった子育てに関する政策が功を奏し、白山市は住みよさランキングなどでも1位に選ばれました。今後、住みよさを凌駕する、住みたいまち、そして住み続けたいまちになるためには、やらなければいけないことプラスアルファの政策や、白山市で子育てをするとこうなるよという、富山県舟橋村のような子育てビジョンが必要ではないでしょうか。 白山市には自然があふれています。今の子供たちは自然に触れ合う機会が少なくなっているので、積極的に自然と触れ合う機会の創出をやるべきではないでしょうか。そして、多様な地域性で育った子供たちがいるのに、子供同士の交流という機会も現状ではありませんので、そのような交流をつくる必要があります。さらに、ボランティアや仕事、先端技術や高齢者との交流などの体験を多くし、視野を広げることも必要です。体験ということであれば、これから計画するビジターセンターにも、エンゼルランドふくいのように知の拠点などの考えをしっかりと取り込み、ビジョンを達成できる施設にする必要があります。 子供たちの無限の可能性を花開かせる白山市の取組を一層進展させていくためにも、子供たちにどのように育ってほしいのか、育てる親や地域の環境はどのような状態が望ましいのか、学校や地域と子供の関係、自然や様々なものの体験、各地域間での子供たちの交流など、白山市ならではの特色をどのように生かす考えをお持ちなのか、市長のビジョンや考えをお尋ねいたします。 次に、白山市の稼ぎ頭である商工業振興について質問をいたします。 白山市は、製造品出荷額が6,000億円を超え、石川県下ナンバーワンとなっております。これから新たな工業団地の造成に取りかかる予定もしており、ますます伸ばしていきたいのかと推測いたします。近隣の市町でも工業団地造成が多く行われ、今後、企業の取り合いになることは必至です。今後の企業誘致には、SDGsの観点を含めることや、保育環境が整っている、健康にもなれるなど、特色ある政策を打ち出すことが必要です。 企業振興ばかりに目をとらわれることにより、人手不足は喫緊の課題となっています。現在は、多く白山市に在住する外国人労働者に対する備えとして、工業団地に隣接したチャイナタウンやベトナムタウンといった外国人労働者のための特色あるまちを形成することも考えてはいかがでしょうか。 そして白山市には、企業を生み育てる文化をつくらなければいけないと考え、地元で頑張る中小企業や小規模事業者に目を向け成長させる制度や、新たにチャレンジをして創業を促し、白山市のために企業を生み出すような、個々の企業に向けたことが大事だと考えます。 さらに、白山ろくにおける産業創出や雇用創出について、林業や観光業への支援を、メリハリをつけて行う必要があります。 また、東京事務所はまだまだ本来の機能を発揮していません。人員増強や機能強化を図る必要があります。 そもそもどれくらいの産業規模が市内において的確なのかも含めて、市長の今後の商工企業振興政策について、先ほどの答えも含めてビジョンをお尋ねいたします。 次に、観光振興に関しての質問をいたします。 本市では、白山手取川ジオパークを中心とした白山ろくの観光、美川のおかえり祭り、鶴来のほうらい祭りなど地域の伝統的な祭り、鉄道のまちとしての観光振興ビジョン、松任駅前の文化ゾーンなど、観光資源は豊富にあります。そして、市として観光施策に力を注いでおり、平成28年から平成30年まで、白山開山1300年と銘打って、観光振興の目玉として全市を挙げたプロジェクトを行いました。期間中は一時の盛り上がりは見せましたが、引き続き白山市の観光は活性化されているでしょうか。世界登録を目指している白山手取川ジオパークは、市民に広く認知され観光振興に役立っているでしょうか。力を入れるべきは、定着させることではないでしょうか。 第2次白山市総合計画では、「健康」「笑顔」「元気」と銘打って施策を進め、昨年には健康都市宣言を行っております。施策の柱を健康としていくのであれば、白山ろくの観光にも健康を取り入れ、既存のサイクリングロードを整備して、自転車を活用した観光産業に取り組むことも検討してみてはいかがでしょうか。広域に連なるジオパークの観光や、点在する観光拠点へのアクセスには効果的であると考えます。 また、鉄道のまちビジョンの一つとなるビジターセンター構想をはじめとして、全ての観光産業は体験型であるべきで、何を見るかではなく、何を体験するかがキーワードとなると考えます。そして、それらの企画、運営、広報は、観光連盟、民間の事業者や地元の方々を取り込んで、それぞれの役割をはっきりさせて取り組むべきで、そうすることにより交流人口、関係人口を飛躍的に増やせると考えます。 このように我々一創会は提案いたしますが、本市の観光施策は何を目玉とし、どのようなビジョンをお持ちでしょうか、お尋ねいたします。 次に、スキー場について質問をいたします。 質問としては、競技用のスキー場はよいが、レジャー用のスキー場は2カ所要るのか、そして市民が必要としているのかということであります。昨年度の本市小学校におけるスキー遠足は、河内小学校以外、市内全校は一里野へ行ったそうであります。 今年度の市の予算は税収には収まらなかったということから考えても、今後の施設の耐用年数や維持管理に係る費用負担を考えれば、2つに分ける予算があるのなら、1つに絞るという策もあるのではないでしょうか。 指摘する点はいろいろありますが、昨今の温暖化を考えると、今後における安定した降雪が見込めるのかどうかということもありますが、市は、今後のスキー人口の上昇、下降のどちらを前提としているのか。 また、当初はそれぞれの村で雇用対策にもなっていたスキー場でありますが、今は市民の雇用はほとんどないのが現状です。 私たち一創会は、福井県勝山市のスキージャム勝山に視察に行きました。経営は東急リゾートサービスで、宿泊施設もあり、福井県内はもとより関西圏の客も3割弱とのことでありました。恐竜博物館とコラボして、年間企画でウインターシーズンとグリーンシーズンに分け、夏場はジオ・イルミネーションが人気です。今は多くの来場者があるようですが、今後10年のスキー人口の見通しをお尋ねしたところ、怖くて言えないとの答えでありました。また、リフトや設備機械など耐用年数に応じて更新しているとのことで、本市の場合、かんぽの宿がなくなり、インバウンド客の宿泊施設がなくなったことも来場者減の一因となっていると思われます。 今後、レジャー用スキー場は1カ所に絞り、通年リゾートとして白山市の特性ある企画で考えていく転換期に来ているのではないでしょうか、お尋ねをいたします。 次に、条例の見直しについて質問をいたします。 議会議決を経て、市の法律である条例の改正、廃止及び制定につきましては、市民生活や経済活動に多大な影響を及ぼすものであり、その時々の社会情勢にふさわしいものであってほしいと思います。常に検証を行うことが必要であります。市町村合併時には、1市2町5村の全条例、規則、規程、要綱など、合併協議の中で職員が大変苦労して白山市の条例の制定がなされたものと聞いております。このときの条例が基礎となり、その後、改正、廃止、そして新たな条例制定により、現在268の条例となっています。 市として、当然、条例の改廃、制定において、総務部が主体となり、市の中で横断的な職員での条例の審査機関があると思われますが、どのような組織でどのようなことをしているのでしょうか。 そして、条例を見ると、中には、期限が定められて期限が経過し、廃止すべきもの、例えば、平成25年6月24日条例第27号、市長等の給与の特例に関する条例、平成17年2月1日条例第65号、市町村合併に伴う白山市税条例の適用の経過措置に関する条例などが廃止されておりません。この辺の確認はされているのでしょうか。 さらに、平成23年3月18日条例第28号、白山市長の在任期間に関する条例が施行されていますが、この条例について市長の見解はいかがでしょうか。 条例の制定や改正を行う必要性から議会に上程されていると思われますが、常に、社会情勢に即したものや、反対に行政課題を解消するための条例が、課題の消失や課題の変化が生じていないかなど検証する仕組みづくりを進めるべきで、この機に条例全体の確認が必要であると考えるが、市長の考えをお尋ねして代表質問といたします。
○議長(石地宜一君) 市長、山田憲昭君。 〔市長(山田憲昭君)登壇〕
◎市長(山田憲昭君) 白山市政のビジョンについての御質問がありました。 初めに、その中での優先的実施策についてお答えをいたします。 第2期白山市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中では、まち・ひと・しごとの各方面において、健康で笑顔あふれる持続可能な地域や社会の実現を目指し、1、仕事・雇用、2、観光・交流、3、健康・福祉・教育、4、都市・地域の4つの基本目標を掲げ、各種施策を着実に推進してまいりたいと考えております。 計画の中でも優先的に取り組む施策として新年度予算にも計上させていただきましたが、「健康都市 白山」に関する取組をはじめ、子育て・教育環境の充実を図るとともに、市民の安全・安心につながる各種施策やSDGsの推進啓発に向けた取組の推進、市民協働のまちづくりによる新しいコミュニティ組織づくりに加え、白山総合車両所等を活用した観光・産業振興、在来線新駅の整備などに重点的に取り組むことといたしております。 次に、歳入増についてであります。 人口減少や少子高齢化の進展に加え、世界経済全体の減速等から、今後の歳入における大幅な市税の増加は見込めない状況にあります。また、今般の
新型コロナウイルス感染症による内外経済への影響など、今後の景気の先行きについて非常に危惧をいたしているところでもあります。 こうした社会情勢等に対応する中で、多様な市民ニーズに応え、安全・安心を実感できる質の高い行政サービスを提供することが大切であるというふうに考えております。 幸いにも、白山を源とする豊かな自然を初め、強固な地盤や良質な水などがあります。こうしたほかにはない強みを生かし、先ほども申し上げましたが、定住促進施策や土地区画整理事業、企業誘致などを進め、市の魅力向上と市税の増収に努めてきたところであります。特に人口増は、市の基準財政需要額がアップし、結果として地方交付税の増額にもつながります。 引き続き、定住促進や企業誘致等を積極的に展開し、市税や交付税などの歳入の確保に努めるとともに、国・県補助金等の特定財源の確保と有利な市債の活用により、これまで以上に行財政運営の効率化、適正化を図ってまいりたいと考えております。 次に、まちづくりについてであります。 初めに、都市計画マスタープランの策定に当たり、市街地再編の具体的なイメージを持たなくてよいのかについてお答えをいたします。 都市計画マスタープランは、上位計画である総合計画を踏まえつつ、都市計画法に基づき、市の都市計画の基本的方針を定めるものであります。 市街地整備に関しては、都市計画マスタープランの基本方針の一つである「快適な生活を支える、効率的で持続可能なまちづくり」の中で、今後の人口の動向を踏まえつつ、都市の魅力が集約された都市構造を目指し、都市活動に必要な施設を凝縮するとともに、本市の地域特性を考慮し、松任、美川、鶴来でそれぞれ拠点化を図り、その上で各拠点をネットワークでつなぐことにより、便利で効率的なまちづくりを推進することといたしております。 市街地における空き家、空き店舗、狭隘な道路などといった課題につきましては、現在策定中であります立地適正化計画において、都市機能や住居に関する誘導区域を設定する中で、空き家、空き店舗の解消に向けた施策を初め、防災の観点を踏まえた市街地再編の必要性の検討など、市街地の活力維持や誘導施策についても、他市の事例などを参考にしながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。 次に、山間部における地域特性に応じた仕組みづくりが必要ではないかについてであります。 議員御指摘のとおり、地域の特性に応じたまちづくりを進めることは大変重要であり、地域に活力を呼び込む可能性のある特区制度の導入は有用であるというふうに考えます。 ただ、特区制度は条件や制約がありますので、地域活力の維持向上につながる特区制度を含めた方策がないか研究をさせていただきたいと考えております。 3点目の人口ビジョンについてであります。 初めに、人口減少対策ビジョンについてであります。 第1期白山市まち・ひと・しごと創生総合戦略では、2060年の人口を10万人といたしております。議員からは、今の取組では出生率も向上しない現状で、2060年の10万人は達成が難しいのではないかとの指摘がありました。 市の取組といたしましては、企業誘致や土地区画整理事業等の推進、子育て支援、医療給付事業の実施、若者をはじめとした住宅補助金などの移住・定住施策等、各種施策を推進いたしております。 その結果、近年は社会動態も転入超過に転換するとともに、合計特殊出生率におきましても平成29年度は1.59に改善するなど、事業効果も徐々に表われてきたところであります。 今後は、これらに加え、空き家や中古物件の活用を検討するとともに、さらなる安心して仕事と子育てを両立できる環境に努めるなど、愛着のある地域づくりと住みよいと感じるまちづくりを進めることで、人口10万人の目標達成に向けて歩みを進めてまいりたいと考えております。 次に、白山ろく地域の人口問題についてであります。 白山ろく地域につきましては、これまでも地域資源を活用した観光振興によるにぎわいづくりに努めるとともに、克雪を初め、学生の通学補助、空き家の活用などの事業を実施してまいりました。しかしながら、過疎地域の人口減少は全国共通の課題であり、歯止めがかからない現状にあります。 そこで、第2期白山市まち・ひと・しごと創生総合戦略におきまして、白山ろく地域の活性化を重点目標として取り上げ、地域資源の活用による個性の発揮、観光産業の振興、高等教育機関等との連携、関係人口の創出や移住・定住施策の充実など、産学官民が一体となって様々な施策を複合的かつ継続的に取り組むことといたしております。 4点目の子供・教育についてお答えいたします。 初めに、子育てについてでありますが、本市では、子育て支援の指針である第2期白山市子ども・子育て支援事業計画の将来像「白山・手取川・日本海 子どもの笑顔がひかるまち」に基づきまして、一人一人の子供が個人として尊重され、個性豊かに自らの意思で生き生きと成長をしていくことができるよう、社会全体で連携し、支援するまちづくりを進めるとともに、白山市教育大綱の基本理念「ふるさと白山市を愛し、誇りに思える人づくり」に基づきまして、郷土愛を育む教育の推進に取り組んでいくことといたしております。 次に、特色ある子育て施策につきましては、第2次白山市総合計画に基づきまして、安心して子育てができる環境づくりとして、働きながら子育てできるよう、保育所や放課後児童クラブの整備を行っており、また、子育てに不安を抱える保護者の支援として、子育て世代包括支援センターを設置し、妊娠期から出産、子育てまで切れ目のない支援体制の拡充を図ってきたところであります。 さらに、子供を育む体制づくりとして、保育所において、成長の差が大きい1歳児においては、保育士の国配置基準、子供6人に保育士1人を、本市では4人に1人と加配をいたしております。 また、発達相談センターを設置し、専門的な支援を実施するに当たり、一人一人の実情に応じたきめ細かな支援に取り組んでいるところであります。 併せて学校教育では、1つ、伝統文化や産業を学ぶことを通してふるさとへの理解と愛着を進める教育、2つとして、白山手取川ジオパーク・白山ユネスコエコパークが持つ豊かな自然環境を通して子供たちの感性・豊かな心を育む教育、3つとして、食育を通してふるさとの恵みの大切さを認識できる教育など、白山市の特徴を生かした効果的な教育の施策を実施しており、さらなる充実に努めてまいります。 その他、計画しております北陸新幹線白山総合車両所ビジターセンター内には、天候に左右されない屋内遊具施設を併設し、子供たちの健全育成に役立てたいというふうに考えております。 5点目の商工企業振興についてであります。 初めに、2017年の白山市の製造品出荷額等は6,315億円で、県内自治体の第1位であります。このことは、高い技術力と独自性を持つものづくり企業が数多く集積をし、様々な分野で切磋琢磨と成長をし続けている結果であり、大変心強く思う次第であります。 この好循環を今後も持続するためには、企業進出の受け皿となる新たな工業団地に優良なものづくり企業を誘致したいと考えており、来年5月頃の都市計画マスタープランの市街化スケジュールに合わせ、地元町内会や関係機関と協議を図り、進めているところであります。 新たな工業団地は、企業が望む立地条件、交通アクセス、従業員の通勤利便性等に合致しており、既に問い合わせを頂いているところでもあります。 加えまして、今後はSDGsの観点からも、これまで以上に産学官民で連携し、地域経済の活性化や雇用の創出を図るとともに、特に若い世代の就労拡大と人材確保に向けた様々な取組により、持続可能な地域産業の発展を目指してまいります。 また、工業団地に隣接した外国人労働者のためのまちを整備してはとの御提案についてであります。 本市のまちづくりは、都市計画マスタープランにおきまして、白山市として目指すべき都市の将来像や、土地利用・都市施設の在り方について検討を進めてきており、用途区分についても現在調整を図っているところであります。 本市の産業振興を支える人材に外国人労働者の存在が欠かせないことも承知をしておりますが、工業団地やその周辺に外国人に限定をした住宅地を位置づけすることは、現状では考えていないところであります。 次に、中小企業の育成及び競争力強化についてでありますが、機械設備や先端設備の導入や買い換えの際に、その設備に係る固定資産税を一定期間免除する制度のほか、設備投資費用の一部助成、国際見本市への出展補助などを通じ、支援に努めているところであります。 さらには、企業のPRや発展への一助として、新製品等の開発を通して、市内産業の振興等に貢献をした中小企業を表彰する白山市中小企業優秀製品開発者表彰の制度や、ワーク・ライフ・バランスなどの働き方改革に積極的に取り組む企業を表彰する白山市仕事と生活が調和する優良事業所表彰の制度なども実施をいたしております。 創業支援の推進につきましては、市内で新たに創業する方に対する融資に係る利子の一部補助制度や、指定区域内や白山ろく地域で創業する方に対する、事業所や店舗の賃借料及び建築改装費用の補助を行っているほか、市内の経済団体が開催をする新規創業者向けの各種セミナー等への支援も実施をいたしているところであります。 また、林業につきましては、県等が林業体験等を実施しているところでありますが、新たな森林経営管理法により、地域の林業経営者のさらなる不足が予想されることから、森林環境譲与税を活用した後継者の育成や担い手の確保に努めてまいることといたしております。 7点目の市営スキー場についての御質問にお答えをいたします。 市内のスキー場につきましては、平成18年及び平成22年に設置されました市議会スキー場対策特別委員会の審議結果に基づき、現在、一里野、セイモア両スキー場が営業いたしており、ともにスノーエリアマネジメント白山が指定管理を行っております。 一里野は初級から中級者、セイモアは中級から上級者を対象としており、両スキー場は、その個性からおのおの客層が分かれております。それぞれの客層に応じた環境整備を図りながら誘客促進に努めているところであります。 また、スキー場を一体的に管理することは、様々なメリットを生み、より効率的な運営も可能となっております。 スキー人口につきましては、全国的に1990年代初めのバブル期をピークに、2010年頃までに約3分の1に減少し、その後は横ばい状態が続いているというふうに言われております。 市営のスキー場の今後の見込み客数につきましては、県内以外にも関西・九州方面やインバウンドによる増加が期待をできることから、雪が不足しなければ横ばいを維持できると想定いたしております。 市といたしましては、天候などの危惧される点もありますが、市営スキー場を継続して営業することは、スキー人口の底辺の拡大・普及はもとより、冬季における観光推進や地域振興などの観点から大変重要であるというふうに考えております。 引き続き、地元関係団体やスノーエリアマネジメント白山との意見交換などを通して、雪遊び体験ができるキッズエリアの充実や、初心者が安心して利用できるムービングベルトの設置などにより、冬季の新たな誘客を進めていきたいと考えております。 また、一里野地域につきましては、現在行われているイルミネーションや音楽祭の開催に加え、テニスコートや北竜会館のさらなる活用に向けて、合宿を誘致するなど、通年リゾート化の促進も併せて検討してまいりたいというふうに考えております。 いずれにいたしましても、スキー場を取り巻く環境は楽観できるものではありませんので、機会あるごとに議会の皆様と十分な協議を行いながら進めてまいりたいというふうに考えております。 最後に、白山市の条例についてでありますが、私のほうからは、白山市長の在任期間に関する条例の見解についてお答えをいたします。 市長等の選挙につきましては、公職選挙法にのっとり公平に行われるものと承知をいたしております。 以上です。
○議長(石地宜一君) 山下観光文化スポーツ部長。 〔観光文化スポーツ部長(山下浩雅君)登壇〕
◎観光文化スポーツ部長(山下浩雅君) 私のほうからは、6点目の観光振興についての御質問にお答えいたします。 まず、ジオパーク観光における自転車の活用についてであります。 世界認定を目指す白山手取川ジオパークの取組において、持続可能なツーリズムの構築が課題の一つとなっており、魅力あるジオツアーの企画にこれまで取り組んできたところであります。 こうしたツアーを初め、特に手取川中流域に点在するジオパークの見どころを巡るには、自転車は大変有効な移動手段であると思っております。また、手取キャニオンロードを利用すれば安全に周遊ができ、車で移動するよりはるかに風を切って自然を体験することができます。 こうしたニーズに応えるため、現在、市観光連盟では、綿ヶ滝、弘法池、大巻どんど橋などジオパークの見どころをめぐるモデルコースを掲載したサイクリングマップを作成し、レンタサイクル事業を実施しており、年々その利用は増えてきております。 また、近年、外国人旅行者が増加傾向にある中、白山手取川ジオパーク推進協議会では、英語版のサイクリングマップを作成しホームページに掲載するなど、インバウンド対応も行っております。 今後は、健康志向の高まりとともに、自転車を観光に活用する取組は重要であると認識しております。現在活動を行っている手取ジオライド推進協議会とも連携をしながら、公認観光ガイドつきジオパークサイクリングツアーの検討を進めるほか、レンタサイクル場所の確保など、来訪者の利便性向上についても協議してまいりたいと考えております。 次に、体験型の観光事業についてであります。 近年の旅行者の動向は、団体旅行から個人旅行へ、モノからコトへと移行し、観光客の嗜好が多様化する中、地域資源の発掘と観光人材の育成が、地域に求められるものとして重要と言われております。 現在、そのコト消費と言われる体験型観光でありますけれども、みそぎ体験やふぐの子の糠漬け体験など市観光連盟の旅行商品や、松任、美川、鶴来、白峰、各地域でのまち歩きジオツアー、地域で造成した、体験できる旅行商品が販売をされております。 また、吉野谷・尾口地域で進めている白山ろくスローツーリズムや、本年度、北陸信越運輸局の訪日グローバルキャンペーンに対応したコンテンツ造成事業を活用し、細かな調査を実施した、一里野温泉及び鶴来・松任地区における体験型観光プログラムにつきましても商品化に向けて取り組んでいるところであります。 このような体験型旅行商品では、事業者が主体となる活動が重要であることから、市といたしましても、市観光連盟と連携して、地域での取組を支援し、観光産業の活性化を進めております。 今後の目玉につきましては、能美市、野々市市、川北町と連携し進めております、新幹線車両所等の活用による観光プランであります。これまで「感得の旅」をキーワードに白山の恵みを魅力として進めてまいりましたけれども、その観光戦略に加え、新たに、鉄道のまちをテーマに、鉄道技術などの産業を素材としながら、市外、国外からの観光誘致を進めてまいりたいと考えております。 これらのことにつきましては、それぞれの観光地や事業者の取組をつなげるとともに、地域の経済団体など多様な関係者を巻き込むことも必要であるというふうに考えております。 以上であります。
○議長(石地宜一君) 竹内総務部長。 〔総務部長(竹内正隆君)登壇〕
◎総務部長(竹内正隆君) 私からは、最後の御質問であります白山市の条例についてお答えをいたします。 条例は、憲法及び地方自治法に基づき、地方自治体が議会の議決により制定するものであります。それぞれの地方自治体の自立的な政策形成が求められる中で、条例等立案の重要性が増しておるところでございます。 そこで初めに、条例の改廃、制定において、どのような組織でどのように行われているのかということについてお答えをいたします。 まず、立案、改廃をする担当課において、その条例の必要性や目的、趣旨などを十分検討し、形式を整えた上で案文を作成し、総務課でその案文を審査いたします。 特に、市政に関する基本方針を定めるもの、または市民等に義務を課し、もしくは市民等の権利を制限することを内容とする条例の制定または改廃の場合には、これらの案につきましては、市民の皆様からのパブリックコメントを実施いたしまして、その意見を反映する機会を設けることといたしております。 その後、各部局の職員を構成員といたします市法制審査会において審査を行い、完成度の高い条例立案を目指しているところであります。 次に、条例の廃止についてであります。 令和元年10月1日現在でありますが、本市では、合併後に条例で61、規則で61、規程で8、要綱等で164ということで、合計294の例規を廃止しております。 議員御指摘の条例につきましては、期限の定めがあるものまたは適用対象が既に消滅しているなど、明らかに実効性はなく、その内容に疑義が生じるものではありませんが、今後、廃止することも含め適切に対応をしていきたいと考えております。 次に、条例全体の確認についてであります。 現在、人口減少、市民ニーズの多様化などの時代の変化に対応した施策が求められており、本市においてもこれまでに、中小企業振興基本条例、文化振興条例、共生のまちづくり条例並びに手話言語条例などを制定してまいりました。これら特色ある条例を通じて、地域の政策課題に対し積極的に取組を進めてきたところでもあります。 今後とも、時代と市民ニーズに即して、条例の制定、改廃について適切に対応してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(石地宜一君) 西川寿夫君。 〔21番(西川寿夫君)質問席登壇〕
◆21番(西川寿夫君) それでは最後に、冒頭に議長の許可を得て提示しました資料、今後参考にしたい旨がありましたら、会派内に保管してありますので、ぜひ御活用していただければ幸いと思います。このことを申し添えて、私の一創会を代表しての代表質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(石地宜一君) 西川寿夫君の質問は終わりました。 暫時休憩いたします。 午後0時5分休憩
--------------------------------------- 午後1時10分再開
○議長(石地宜一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 17番、寺越和洋君。 〔17番(寺越和洋君)登壇〕
◆17番(寺越和洋君) 御苦労さまです。午後からのお疲れの出る時間帯であります。いましばらくお付き合いをお願いしたいと思います。 創誠会を代表し、代表質問を一括方式で行います。17番、創誠会、寺越和洋です。初めての代表質問であります。戸惑いを感じながら、通告に従いまして行います。 御存じのとおり、
新型コロナウイルスの影響で全てのことが停滞しております。市当局におかれましては、コロナ対策に万全の対処をお願いするものであり、早急なる収束を期待したいと思います。 白山市も、全国住みよさランキング1位や住みたい田舎ベストランキング3年連続のランキング入りや、SDGsの選定、日本ジオパークの再認定、スマートウエルネスシティ首長研究会への加盟など、全国的に知名度、認知度が上がってきていると思います。白山市民全てがコロナウイルスに負けることなく、今後さらなる知名度、認知度を上げる施策を期待します。 それでは、質問に移ります。 まず初めに、財政についてお伺いいたします。 6年ぶりに一般会計が500億円台の予算編成となる、山田市長の積極的な予算編成であり、評価をしたいと思います。 その中で、6年前、平成26年度の予算、一般会計分の500億1,700万円と比較すると、歳入についての主なものでは、市税に関し28億3,680万円の増収であり、地方交付税は38億4,000万円の減額、市債に関しては18億8,010万円の減であります。 一方、歳出に関し、その中で主なものは、民生費の16億6,187万円の増、土木費の11億8,053万円の減、教育費の27億8,833万円の減であります。性質別経費の主なものでは、扶助費の13億1,452万円の増、普通建設事業費の20億8,989万円の減であります。 6年前の予算と比較すると、今後は扶助費の増加傾向が見られると思います。中期計画では、今後収支のマイナスが続き、基金の取り崩しが続くと思われますので、今後、さらなる集中と選択により十分なる費用対効果を期待したいと思います。 先ほども村本議員から質問もありましたが、その中で7点をお伺いしたいと思います。 1点目として、市長がつける当初予算のタイトルは何か。 2点目、市長の当初予算の自己採点は何点か。 3点目、市長が思う令和2年度の重点事業は何か。 4点目、予算編成で苦労した点はどこにあるのか。 5点目、市が必要とする財政調整基金の額はどれくらいか。 6点目、市が理想とする市債額はどれくらいか。 7点目、財政力指数を1とするにはどれくらいの税収が必要か。 以上、1番目の質問としてお伺いいたします。 次に、2番目の質問として、河川の氾濫や土砂災害などの危険区域の災害弱者の名簿化についてお伺いいたします。 内閣府は、豪雨災害でお年寄りらが自宅で被災するケースが相次いでいるため、災害時に自力での避難が困難な障害者やお年寄りのうち、河川の氾濫や土砂災害などの危険区域に住む人をリストアップするよう、全国の市町村に求めることでありますが、白山市においては、新年度、最新の洪水ハザードマップを作成するわけでありますが、作成に併せて、河川の氾濫や土砂災害の危険区域に住む災害弱者の名簿化についてお伺いいたします。これは、河川の氾濫や土砂災害を併せての考え方であることを付け加えます。さらに、行政と地域住民の連携の強化を求めるものであります。 以上、2番目の質問であります。 次に、3番目の質問として、入札業務についてお伺いいたします。 今年度、働き方改革の一環の一つとして、石川県に準じて、土木工事で工事現場での社員の週休2日制の導入に向けた試行的工事を発注しました。その後の検証について3点お伺いいたします。 1点目、はくさん土日おやすみモデル工事の検証状況をお聞きいたします。 2点目、新年度のはくさん土日おやすみモデル工事の土木工事発注予定件数と建築等に関してどのような考えでいるのかお聞きいたします。 3点目、入札に関して経審点数の加算はどのように考えているのかをお聞きいたします。 いずれにしても、今後、各企業に聞き、企業が工事をしやすいよう、また、従業員の定職化につながるよう、さらなる制度の充実を期待いたします。 以上、3番目の質問であります。 次に、4番目の質問として、保育所・こども園等の入所・入園等についてお伺いいたします。 市民の方から多くの相談を受ける中に、お子さんの保育所・保育園・こども園に入れないとの相談を受けるわけであります。その中には、全く希望するところから遠い地域なら入れると言われるそうであります。行政としては、人口の集中部では人口増とともに若い家庭が増えるという、喜ばしいことであると思います。特に白山市では、著しく希望するところに入れない状況ではないでしょうか。 そこでお聞きしたいことは、申込みの際に、申込みの条件等の理解の弱さがあるのではないでしょうか。そこで質問をいたします。 1点目として、入所・入園の希望者に対し、利用調整基準を示し理解をしてもらうことは必要でないでしょうか。利用調整基準の開示が必要かお聞きをいたします。 2点目、保育所・保育園・こども園の保育士不足の対応について、保育園・こども園に対し、市としてどのように協力しているのかをお伺いいたします。 市・保育園・こども園、大学・短大などの学校関係との連携が必要かつ大事であると思います。 以上、4番目の質問であります。 次に、5番目の質問として、企業誘致についてお伺いをいたします。 今、石川県では新幹線効果の継続の一つとして、さらなる企業誘致にテコ入れをしているところであり、県内市町の自治体では工業団地の造成が進んでいます。各市町の企業の誘致合戦が加速するように感じておるところでもあります。 そこで3点お伺いいたします。 1点目として、現在進行している新工業団地の分譲のスケジュールを改めて示していただきたいと思います。 2点目として、この白山市は、他の自治体以上に企業誘致に関して、地理的条件、社会的条件や有利な制度もあると思います。しかしながら、工業団地には偏りがあり、均衡ある市域の発展につながってはいません。企業サイドとすれば交通アクセスの面からの判断もありますが、今後、松任・美川・鶴来・白山ろく地域での企業誘致の考えをお聞きいたします。また同時に、新工業団地の販売の条件がそろったこの時期から、次期の工業団地の構想に入っていかなければならないと思いますが、お伺いをいたします。 3点目として、JDIの問題でありますが、現在の状況を石川県はどのように把握しているのか、白山市に説明があったのか、現状と今後の状況等をお聞きいたします。 以上、5番目の質問であります。 次に、6番目の質問として、獅子吼高原の活性化についてお伺いいたします。 新年度の当初予算に、獅子吼高原の活性化の一つと思われます奥獅子吼山登山道の設置も示されています。これは、獅子吼高原再整備計画にも掲載されている一つであると思います。奥獅子吼山へ多くの登山者が訪れ、山頂からの眺望や、春から秋にかけての自然を満喫していただきたいと思います。 熊、猿などの遭遇にも心配するところでもありますが、白山手取川ジオパークのジオサイトでもありますので、登山者に喜ばれる登山道となることを期待いたしたいと思います。 さて、パーク獅子吼はここ4年、利用者数は増加傾向であります。平成30年には11万人の方が訪れました。しかしながら、スカイ獅子吼は近年減少傾向であります。 そこで質問でありますが、登山道の整備によりゴンドラリフトを利用する方もいるのではないでしょうか。また、白山ろくの観光の入り口であります獅子吼高原のさらなるPRのため、ゴンドラリフト乗車1回無料券を全世帯へ配布すればどうか、提案いたしたいと思います。 以上、6番目の質問であります。 次に、7番目の質問として、史跡公園の整備についてお伺いいたします。 今、横江町内では区画整理事業が進んでいます。毎日、少しずつではありますが、日々、景色が変わってきています。 そこで1点目、横江荘史跡公園の整備進捗状況と完成時期はいつ頃を想定しているのかをお聞きいたします。 2点目として、当初予算にも掲載されていますが、二曲城跡事業の完了予定はいつになるのかをお伺いいたします。 3点目でありますけれども、二曲城跡事業が完了し、県事業であります白山ろくテーマパーク事業の進捗に併せて、都市公園として目指す舟岡山城跡の今後のスケジュールはどのような状況かをお伺いしたいと思います。 4点目として、今、市民提案型まちづくり支援事業で御蔵山郷土史発掘活用事業として、地域住民が整備を行っています、市指定文化財史跡、槻橋城跡を県指定の史跡として登録できないかお伺いをいたしたいと思います。 以上4点の質問でありますが、それぞれの公園整備ができますと、横江荘史跡から野々市市の末松廃寺、槻橋城跡、舟岡山遺跡、舟岡山城跡、鳥越城跡、二曲城跡と、古代から中世、近世への歴史ロマンのルートが設定され、白山手取川ジオパークの観光コースのプランにも掲載されると思います。 以前、新聞の投稿に高知県の方が、来たかいがあった鳥越城との記事を目にしました。鳥越城から見渡す景観に感動したとの意味合いであったことを付け加え、以上、7番目の質問といたします。 次に、8番目の質問として、森林環境譲与税の使途についてお伺いいたします。 今定例会の予算に計上してあります森林環境譲与税でありますが、国からの支援があるにも関わらず、市の対応の弱さを感じ入りますが、どこに問題があるかということであります。今から何か手だてを打たないと基金ばかり増え続けることになるのではないでしょうか。永井議員の質問にもありましたが、森林整備に40年以上もかかることにも問題があると思いますし、市当局の弱さを感じ入ります。 そこで1点目として、人手不足対応のため森林整備従事者育成のため、講習会の開催費などに充当し、従事者の育成ができないかお伺いいたします。 2点目、森林整備は特殊な建設機械が必要でありますので、間伐や木材搬出の建設機械のリース・レンタルに対し、助成や機械の購入の助成を考えてはどうかお伺いをいたしたいと思います。 3点目、今年4月から施行される改正国有林野管理経営法のポイントは何かをお伺いいたしたいと思います。 4点目、法律の改正を林業経営者に周知し、森林環境譲与税を活用し間伐等の推進を図るよう、行政の後押しが必要と思いますが、どのように考えているのかお伺いいたします。 以上、8番目の質問であります。 次に、9番目の質問として、白山白川郷ホワイトロードの土砂崩れと仙人谷の崩落対策についてをお伺いします。 ホワイトロードの土砂崩れの原因として、住民によると、今年は雪がなく、気温が下がらなかったため、斜面の岩肌に雪が氷となり着氷せず、大量の水がしみ込んだことが原因であると言われる方がいました。 そこで1点目として、ホワイトロードの土砂崩れの原因は何か、県からの報告をお伺いいたします。 2点目として、白山ろく観光の重要な地域でありますので早急な対応が期待されますが、ホワイトロードの土砂崩れの今後の対策はどのようになっているのかをお伺いいたします。そして、時間もかかると思いますが、ロックシェッドの延長を県に要望すべきであると思います。県の昨年の調査が、範囲を広げるとか、十分な調査がされたのか疑問視をするところでもあります。 3点目として、もしホワイトロードの土砂崩れの原因が暖冬であれば、中ノ川の仙人谷の崩落も心配するわけでございます。そこで、仙人谷の崩落対策の進捗状況をお伺いいたします。 4点目として、仙人谷の崩落の新年度の対策はどのようなものかお伺いいたします。 5点目として、両崩落について、国・県に対し、早急なる復旧を目指すため積極的な予算措置の要望を期待したいと思いますが、市の見解をお聞きいたします。 以上、9番目の質問であります。 次に、10番目の質問として、道路行政についてお伺いいたします。 これも先ほど質問がありましたけれども、1点目として、市長も力を入れている、白山市の目玉事業であります、2023年度末の開業を目指す白山総合車両所・ビジターセンター整備事業に関連し、白山ろく・鶴来地域の観光振興のため、白山ろく・鶴来地域からのアクセス道路構築の考えについて、必要と考えますが、市長の考えをお伺いいたします。 2点目として、平成30年9月会議での私の主要地方道並びに県道の消融雪装置設置についての質問の答弁から、市執行部は、石川土木総合事務所管内では多くの消融雪装置の整備について要望を受けているが、設置から40年以上経過している消融雪装置が数多くあり、既存装置の更新が急務で、更新事業に多額の費用がかかるため、相当の年月がかかるので、新たな装置の設置は困難との趣旨の答弁でありました。 そこで、県土木事務所の消融雪装置の更新整備の現状、進捗率と今後のスケジュール計画についてお伺いいたします。 以上、10番目の質問であります。 次に、11番目の質問として、美川漁港についてお伺いをいたします。 1点目として、昨年の夏頃から、河川のしゅんせつ後にも関わらず美川漁港の水深が浅くなり、漁船の船底がぶつかるケースが増えてきている状況であります。市の航路しゅんせつと同時期での国交省による川床の掘削を求めていただきたいと思います。 2点目として、河口閉塞に対する根本的な対策として、右岸先端の導流堤の延伸やブロック積みの中導流堤の改良を国に求めてはどうかをお聞きいたしたいと思います。 3点目として、昨年秋頃から漁港内に大量のヘドロ状の土砂が流れ込み、港内に堆積し、船底の傷やスクリューの破損など漁船の損害状況から、早急に漁港内のヘドロ除去を国・県に対し求めてほしいと思います。 4点目として、白山市の農林水産ブランドに認定されている美川天然真鯛の水揚げ高が著しく減少しています。これは、美川漁港所属の定置網船などのやや大型船が漁港の出入りができず、安宅漁港や橋立漁港に入るため、美川漁港の水揚げ高が減少しているのであります。そこで、国・県への緊急時の対応を強く要望していただきたいと思います。加えて、国・県・市が一致団結し、常に良好な漁港の維持に向け、強力な協力体制構築の尽力を期待いたします。 以上、11番目の質問であります。 最後、12番目の質問であります。教育行政についてをお伺いいたします。 1点目、新年度からのプログラミング教育の対応について、学校ごとに児童数の多い学校、少ない学校との対応の差が出ることはないのかをお聞きいたしたいと思います。 2点目、新年度からの新学習指導要領から防災教育の充実が求められていると思いますが、白山市としてどのような対応を考えているかをお聞きいたします。 3点目、小学校でのSDGsの推進の学習はどのようなことを考えているのか、具体的に示していただきたいと思います。 4点目、以上3点の質問から、プログラミング教育、防災教育、SDGsの推進の学習など、小学校教師の負担が増えると思います。さらに
新型コロナウイルスの問題など、現場の業務増を危惧しますけれども、本来の教育業務に滞りがならないか、市の対応をお聞きいたします。 5点目、部活動指導員の配置について、サラリーマンがする場合、勤務先の理解が必要と思われます。そこで、企業も教育関係に理解をし、協力していただけるスタンスも必要ではないでしょうか。そこで、教育委員会から勤務先の企業等に対し協力依頼をすることも大事と考えますが、教育長の見解をお伺いいたします。 以上、最後の質問であります。
○議長(石地宜一君) 市長、山田憲昭君。 〔市長(山田憲昭君)登壇〕
◎市長(山田憲昭君) 財政についてお答えいたします。 初めに、当初予算のスタイルについてであります。 当初予算につきましては、第2次白山市総合計画のさらなる進捗を図るため、健康・笑顔・元気の視点から、市民の皆様が住んでよかったと実感できるまちづくりの実現に向けた予算編成といたしたところであり、タイトルをつけるといたしましたら「100歳になっても元気で暮らせるまちづくり予算」といたしたいと思っております。 次に、当初予算の自己採点であります。 私は、何よりも市民の幸せを第一に考え、市民に身近な市政運営に努めるとともに、市民の皆様の声を市政に生かしたいとの思いから、まちづくり会議での御意見・御提案を予算に反映いたしたところであります。編成した予算につきましては、私自身は評価をされる立場でありますので、自己採点は控えたいというふうに思っております。 次に、令和2年度の重点事業についてであります。 市民の皆様から御要望の多い、保育ニーズに対応した保育施設等の整備や児童数の増加に伴う小学校の増改築など、子育て・教育環境の充実を図るとともに、防災行政無線戸別受信機の整備や防犯カメラの設置など、市民の安全・安心につながる事業を、さらには「健康都市 白山」に関連する施策の推進に重点配分をいたしました。 加えまして、市民協働のまちづくりを進めるための取組や、白山総合車両所等を活用した観光・産業振興、在来線新駅の整備などを着実に前進させることといたしたところであります。 次に、予算編成で苦労した点についてであります。 先ほども述べましたが、まず市民の幸せを第一に考え、市民の皆様が住んでよかったと実感できるまちづくりの実現に向けた予算編成といたしたところであります。 まちづくり会議で市民の皆様からお聞きしました御意見・御提案を予算に反映することが大切である一方で、重点事業の着実な実施を図っていく必要があります。市税や交付税、国・県補助金など限られた財源の中で有利な市債を活用し、幅広く効果が得られる事業を取捨選択しながら収支の均衡を図ったところであります。 次に、市が必要とする財政調整基金の額はについてであります。 財政調整基金の令和元年度末決算見込残高は24億387万円となっております。総務省は財政調整基金の規模についての明確な水準を示してはいませんので、それぞれの自治体の判断により、実情に応じて積立て、運用しているものと認識をいたしております。 今後とも、財政調整基金の規模や管理などについては、基金条例で定められた目的に即しまして十分な検討を行うとともに、優先的に取り組むべき事業への活用を図るなど、効率的かつ適正な運用に努め、より分かりやすい情報の提供と内容の充実に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 次に、市が理想とする市債残高について、どれぐらいが理想なのかという御質問についてお答えをいたします。 地方財政法では、地方公共団体の歳出は、地方債以外の歳入をもって、その財源としなければならない。ただし、次に掲げる場合においては、地方債をもってその財源とすることができるとされ、市債以外の歳入で賄うことを基本としつつ、市債も財源とすることができる旨を規定いたしております。 市債につきましては、交付税措置のある有利な市債の活用など、必ずしもその残高の多寡のみにとらわれる必要がないこと、また、極端な歳出の変動を抑制する財政負担の平準化や、学校や道路など公共施設が存続する期間、利用される方々に公平に負担をしていただく世代間の公平化といった役割を果たすなどの有用な一面もあることから、今後も適切に活用してまいりたいというふうに考えております。 次に、財政力指数を1とするにはどれぐらいの税収が必要かについてであります。 御質問の財政力指数につきましては、地方自治体の財政力の強弱を示す数字で、基準財政収入額を基準財政需要額で除することにより算出がされます。したがいまして、基準財政収入額と基準財政需要額が同額であれば財政力指数が1ということであります。 令和元年度で申し上げますと、基準財政収入額が166億円、基準財政需要額が251億円でありますので、差引き約85億円が不足をいたしております。税収の75%が基準財政収入額にカウントされますので、基準財政収入額を約85億円増やすには約113億円の税収が必要となるというところであります。 次に、河川の氾濫や土砂災害などの危険区域の災害弱者の名簿化についての御質問にお答えいたします。 内閣府は、災害弱者への支援強化のため、自力での避難が困難な障害者やお年寄りで、河川の氾濫や土砂災害等の危険区域に住む人をリストアップするよう、全国の自治体に要請するとの報道が先月下旬にあったところであります。 本市では、東日本大震災後に改正されました災害対策基本法により、避難行動要支援者名簿の作成が義務化をされましたので、自ら避難することが困難な要支援者から同意を得て名簿を作成いたしております。 平成28年度より、目的外に使用しないことを条件とする協定を締結された町内会に対し名簿を提供しており、現在、市内388町内会のうち239町内会と協定を締結いたしております。 各町内会長や福祉協力員の皆様には、いざというときの迅速な避難支援等の実施のため、日頃から要支援者への見守り活動等に活用していただいていると伺っており、地域ぐるみでの共助の取組に改めて感謝を申し上げるものであります。 今後も新たな協定締結を働きかけ、各町内会で安否確認のために役立てていただきたいというふうに考えております。 また、新しい洪水ハザードマップにつきましては、市内主要河川における最新の浸水想定を受け、居住地域の浸水範囲や深さを色別に表示して作成をし、新年度に対象地域内の全戸に配布をする予定であります。 災害時に自力の避難が困難な市民のリストはできておりますので、その中で河川氾濫区域や土砂災害警戒区域に住む市民のリストアップは容易でありますので、内閣府から通知が示され次第、対応していきたいというふうに考えております。 4点目の保育所・保育園・こども園等の入所・入園等についてお答えをいたします。 初めに、入所・入園の希望者に対し、利用調整基準を開示しているのかについてでありますが、保育所の入所につきましては、希望する施設において定員を上回る申込みがあった場合に、保護者の就労状況や疾病、兄弟姉妹の在園の有無などの入所基準に従い、より保育の必要性の高い児童を優先して入所を決定しているところであります。 保護者の就業等の状況による優先順位に記載をいたしました保育所入所基準につきましては、ホームページで公開をいたしております。 次に、保育所・保育園・こども園の保育士不足の対応について、保育園・こども園に対し、市としてどのように協力しているかについてでありますが、本市では、保育士不足が生じないよう、正規保育士のほか、フルタイム勤務やパート勤務などの様々な雇用形態の非常勤保育士を雇用することで人材確保に努めているところであります。 しかしながら、近年、入所を希望する児童の増加や低年齢化が進み、保育施設の児童の受入れ枠を増やすことが必要となり、それに伴い、求められる保育士数も年々増加の傾向にあります。 そこで市では、公立の途中退職や定年退職保育士の再就職先に法人保育園を紹介するほか、県社会福祉協議会が運営する福祉の仕事マッチングサポートセンターへの登録により、潜在保育士の掘り起こしを促すなどの対応をいたしております。 また、市内保育士養成校と連携し、実習園の紹介や、現場で働く保育士と学生が共に学び合う研修の場を設けるなど、市内保育施設への就職につながるように取り組んでおります。 その他、市独自の施策である、1歳児保育の定数改善や特別支援保育事業の実施における保育士または保育補助者への人件費補助に加え、新たに令和2年度より、保育施設の清掃や給食の配膳・後片づけなど保育の周辺業務に従事する保育支援者の配置に要する費用を法人保育園に対し補助することとしており、今後とも保育士不足を含む保育環境の向上に様々な形で支援をしていくことといたしております。 次に、7点目の史跡公園の整備についての質問にお答えをいたします。 横江荘史跡公園の整備進捗状況でありますが、昨年度、史跡公園整備予定地約5万4,000平方メートルを取得し、今年度は、文化庁や石川県の指導を得ながら、令和2年度までに整備基本計画を策定することといたしております。 実際の整備につきましては、計画策定後、文化庁の補助を受けて行うこととなります。令和4年度以降に着手する予定でありますが、完成の時期につきましては、お示しをする段階には至っていないところであります。今後の国・県との調整次第となりますので、御理解をいただければというふうに思っております。 なお、令和2年度には史跡整備に向けての公開シンポジウムを開催する予定としており、横江荘遺跡の歴史的価値を紹介することといたしております。 次に、二曲城跡事業でありますが、平成29年8月の台風災害により一部ののり面が崩壊した箇所の復旧工事を今年度、文化庁の指導を受けて実施予定をいたしておりましたが、10月に発生いたしました台風災害により令和2年度へ繰越しをし、7月頃までに完了させたいというふうに考えております。 次に、舟岡山城跡の今後の整備スケジュールについてでありますが、現在、国の史跡の指定に向けて文化庁や県教育委員会と協議をしているところであります。 公園の整備につきましては、石川県が進めている白山ろくテーマパーク事業として、白山ろく地域の整備完了後の着手を県に要望しているところであります。 次に、市指定史跡槻橋城跡を県指定の史跡として登録できないかについては、平成28年から平成30年度にかけまして、地元の有志により、槻橋城跡の登山道や看板の整備が市の支援により行われ、地域の新たな観光資源として活用が期待をされております。 槻橋城跡は、富樫政親の重臣でありました槻橋氏の城と伝わり、土塁や堀切りなどの遺構が良好な状態で保存をされています。県指定史跡としての段階には相当の調査期間が必要ですが、石川県教育委員会と指定について協議をしてまいりたいと考えております。 8点目の森林環境譲与税の使途についてお答えをいたします。 森林整備従事者育成のための講習会の開催経費に森林環境譲与税を充当できないかについてでありますが、森林経営管理制度を進める上で、森林整備従事者の育成は大変重要な課題であります。森林整備従事者育成のため、市で新たに開催する講習会の開催費には森林環境譲与税を充当し、森林整備従事者の育成を図ってまいりたいと考えております。 次に、建設機械のリース・レンタルに対し助成を考えてはどうかについてお答えをいたします。 現在の林業では、仕事の効率化や体への負担の軽減を図る上で高性能林業機械が必要不可欠となっており、林業従事者の機械保有数も年々増加の傾向にあります。 高性能林業機械のリースや購入については、国の間接補助で助成を行っていますので、市内での導入につきましては、この制度を活用することを周知していきたいというふうに考えております。 次に、今年4月から施行される改正国有林野管理経営法のポイントについてお答えをいたします。 昨年4月より、経営管理が不十分な民有林を意欲と能力のある林業経営者に集積・集約する取組が行われております。この事業を円滑に実施し、意欲と能力のある林業経営者を育成するためには、安定的な事業量の確保が必要であります。 そこで、民有林からの木材供給を補完するため、国有林の一部の区域において、10年を基本の期間として、数百ヘクタールの規模で取りまとめ、安定的に樹木を採取できる権利を意欲と能力のある林業経営者に任せることができるようになったことがポイントであります。 次に、法律の改正を林業経営者に周知し、間伐等の推進を図ることについてでありますが、市内では、登録されている意欲と能力のある林業経営者は7社ありますので、今回改正される国有林野管理経営法の趣旨につきましてはしっかりと周知をしたいというふうに考えております。 ただ、現在のところ、市内にはこの事業の対象となるような大面積の人工林がないことから、これまでどおりの施業を行い、木材の安定供給に取り組むこととなります。 なお、近年、森林の保水力が低下したことによる洪水氾濫、山腹崩壊、流木被害などの甚大な被害が発生をしており、森林整備の促進が喫緊の課題となっておりますので、森林環境譲与税を活用して、林業経営者と協議をし、さらなる間伐等の推進を図ってまいります。 9点目の白山白川郷ホワイトロードの土砂崩れと仙人谷の崩落対策についてお答えをいたします。 初めに、ホワイトロードの土砂崩れの原因についてであります。 去る2月24日に白山白川郷ホワイトロードの無料区間内におきまして、斜面の崩落が発生をいたしました。今回は、平成30年12月に発生をいたしました崩落箇所に隣接した斜面で発生をいたしており、前回よりも被害が大きいように感じております。幸いにも、冬期通行止め期間中でありましたので、人的被害及び車両被害はなく、胸をなで下ろしているところであります。今後、県において早急に現地調査を行うと伺っております。 次に、今後の対策についてでありますが、まずは現地調査を行い、今月中旬からボーリング調査を実施し、その調査結果に基づき応急対策に取りかかる予定と聞いております。 次に、仙人谷の崩落対策の進捗状況についてお答えをいたします。 平成27年5月に手取川上流の中ノ川仙人谷周辺で土砂崩れが発生し、林野庁において応急対策工事が行われました。 その後、平成29年2月に、大学教授等の有識者、国・県・市の関係者で構成する第1回目の手取川上流崩壊地に関する技術検討会が開催をされ、平成29年度から5カ年を事業期間とする、ヘリコプターによる緑化工を主体とした対策を実施することが決定をされました。 そして、昨年11月、2回目の技術検討会が開催され、河川への土砂の流入は落ち着いてきていることが確認されたところであります。 また、緑化対策につきましては、斜面上部はおおむね目的を達成する見通しと判断された一方、緑化が難しい斜面の下部につきましては、今後、植生導入に向けた堆肥等の散布による土壌づくりや侵食対策などを行うこととされたところであります。 これに基づき新年度は、土砂により植物が定着しにくい斜面の緑化対策を行うとともに、引き続き山腹の安定対策を進めていくこととなっています。 次に、両崩落についての国・県に対する要望についてであります。 これまでも国や県に対しお願いをしているところでありますが、今後も白山白川郷ホワイトロード、手取川上流の仙人谷とも、積極的に要望し、早期復旧をお願いしていきたいというふうに考えております。 11点目の美川漁港についての質問にお答えいたします。 初めに、市の航路しゅんせつと同時期での国交省による河床の掘削についてでありますが、手取川河口部における堆積土砂については、国が河川管理上支障があると判断した場合、維持掘削を実施し、市は、漁船の航行に支障がある場合、航路を確保するためしゅんせつを実施しているところであります。 しゅんせつの実施時期につきましては、国と市で異なる時期がありましたが、今後は国と調整しながら同時期での実施に努めてまいりたいと考えております。 次に、根本的な対策として、右岸先端の導流堤の延伸やブロック積の中導流堤の改良を国に求めてはどうかについてでありますが、手取川河口の閉塞対策につきましては、毎年、手取川流域開発期成同盟会や市長会等の機会を通じ要望をいたしているところであります。 なお、導流堤の延伸や中導流堤の改良を含めた河口閉塞に対する根本的な対策につきましては、総合的にどのような対策ができるのか検討いたしているところであります。 また、しゅんせつをしました土砂につきましては、養浜として別の場所で利活用するため、しゅんせつ土砂の仮置き場所の確保などについて国と協議し、対策を講じることといたしたところであります。 次に、漁港内のヘドロの除去を国に対し求めることについてでありますが、美川漁港につきましては、市の管理漁港であることから、泊地内のしゅんせつについても航路しゅんせつと同様、県の間接国庫補助事業を活用して市が行うこととなります。 御質問にもあるとおり、昨年は、美川水門の下や水門の前後について土砂の堆積があり、石川県漁協美川支所の協力も得て、深浅測量を行い、堆積土砂の特定をし、その調査結果を踏まえ、国土交通省金沢河川国道事務所手取川出張所の協力を得ながら対策を講じたところであります。 今後も引き続き、状況を確認の上、関係機関と協議をしながら、泊地内のしゅんせつにつきましても定期的に実施できるよう協議してまいりたいと考えております。 次に、美川漁港の所属の大型船の入港についてでありますが、市では、しゅんせつの計画基準である水深2メートルを確保するために、国土交通省と協力し、航路しゅんせつを実施し、確保したところであります。 大型船につきましては、手取川の水量や土砂の堆積状況により入港を差し控えた時期もありました。これに伴い、美川漁港における水揚げ高も減少したところであります。 国・県には、今後とも安全に航行することができるよう、河川の維持、航路の確保に関しお願いをしてまいりたいというふうに考えております。 私からは以上です。
○議長(石地宜一君) 松井教育長。 〔教育長(松井 毅君)登壇〕
◎教育長(松井毅君) 私のほうからは、12番目の教育行政についてお答えをいたします。 まず、新年度からのプログラミング教育の対応について、児童数の多い学校、少ない学校と対応の差が出ることはないのかという御質問でございます。 本市においてプログラミング教育を取り入れる授業といたしましては、5年生の算数、3年生の社会科等の授業を想定いたしております。教科書についているQRコードを使用して行う授業でも取り組めると考えております。 いずれにいたしましても、どの児童にも実際にパソコンやタブレットを1人1台操作しながら実施できる内容になっており、対応の差はないというふうに考えております。 次、防災教育の充実に向けた市の対応についてお答えをいたします。 議員御指摘のとおり、新しい学習指導要領では、小学校の社会や理科、中学校の保健体育などで防災教育の充実が示されており、具体的には、自分が住むまちでも災害が起こり得ることや、自分も事故に巻き込まれる可能性があることを子供たちが想像しながら身を守る力をつけることが求められております。 本市では現在、現行の学習指導要領に基づき、例えば地震や水害の発生メカニズムは理科で、災害時のけがに対する知識は体育でなど、様々な教科で防災について考える機会を設けております。 また、避難訓練では、火災を想定した訓練ばかりでなく、地域の実態に応じて、津波や地震を想定した防災訓練も増えております。 今後も、新しい学習指導要領に基づいた学びの機会を設けて、起こり得る災害や事故を想像しながら身を守る力を子供たちにつけさせていきたい、こういうふうに考えております。 次、小学校でのSDGsの推進の学習はどのようなことを考えているのかという御質問でございます。 今年度、令和元年度ですけれども、SDGs推進大使のぶんぶんボウルが市内小学校を回り、マルバツクイズを行い、児童はSDGsの基本的な知識を楽しく学ぶことができたと思います。来年度もぶんぶんボウルの2人には推進大使として学校を回ってもらう、こういう予定をいたしております。 また、各学校でも、各教科等の学びにSDGsとの関連を位置づけるよう進めていくことを考えております。例えば、地球温暖化などの環境問題について社会科や理科等で学ぶ際、SDGsの13番、気候変動のゴールを知り、その解決のためにできることを考えてみるなど、見直しを進めてSDGsの取組を組み込んでいる学校もあり、そのような取組を広げていきたいというふうに考えております。 以上3点の質問から、小学校教師の業務が増えないかという御質問でございます。 プログラミング教育やSDGsといった比較的新しい取組と、近年重要性を増しております防災教育の取組を行うことにより、業務は増えることになりますが、現在通常の教科の中で学習していることもありまして、今後業務がさらに増えることがないようにしていきたいというふうに考えております。 それから、部活動指導員の配置について、教育委員会から勤務先の企業等に対し協力依頼を考えているのかという御質問についてでございます。 現在、白山市には7名の部活動指導員が配置されております。その職業は、元教員、公務員、自営業の方等、様々でございます。学校指導課の指導主事や部活動を配置する校長等が部活動指導員への依頼を行っておりますけれども、部活動指導員を引き受けていただく上で、必要な場合は勤務先にも協力依頼を行っております。 以上です。
○議長(石地宜一君) 竹内総務部長。 〔総務部長(竹内正隆君)登壇〕
◎総務部長(竹内正隆君) 私からは、3番目の入札業務についての御質問にお答えをいたします。 初めに、はくさん土日おやすみモデル工事の検証状況についてお答えをいたします。 働き方改革への取組の一環といたしまして、平成31年4月1日より改正労働基準法が施行されましたことにより、特に建設現場においては、週休2日の取組が推進されることとなりました。建設業においては、この法律の適用に当たり、法施行から5年の猶予期間が設けられているところであります。 本市では本年度に、建設業における職場環境の改善や担い手確保を目的に、原則土曜日と日曜日に工事現場を休みとする週休2日のモデル工事を発注いたしたところであります。今回発注いたしました2件のモデル工事につきましては、現在も施工中であることから、まだ効果の検証はできておりませんが、工事が完了した後、検証を進めたいというふうに考えております。 次に、新年度におけるはくさん土日おやすみモデル工事の土木工事の発注予定件数と建築工事等に関する考え方についてであります。 新年度における土木工事の発注予定件数につきましては、効果の検証も踏まえながらになりますが、今年度より件数を増やしていきたいと考えております。また、建築工事を含め、他の工種にも導入を検討していきたいというふうに考えております。 次に、経営事項審査総合評定数値、いわゆる経審点数への加点についてお答えをいたします。 経審点数への加点については、国や県も行っていないこともあり、本市においても現在のところ考えてはおりません。 以上です。
○議長(石地宜一君) 東元産業部長。 〔産業部長(東元清隆君)登壇〕
◎産業部長(東元清隆君) 私のほうからは、5点目の企業誘致についてお答えさせていただきます。 最初に、新工業団地の分譲スケジュールについては、新たな企業の進出や立地企業の規模拡大の受け皿となる工業団地の整備につきましては、旭工業団地北部地区において、地元町内会や地権者等の御理解と御協力をいただき、現在、環境調査や基本設計業務等を進めているところであります。 今後は、令和2年度に実施設計業務に着手するとともに、埋蔵文化財発掘調査を行ってまいります。令和3年度には、市街化区域への編入後、用地を取得し、速やかに造成工事に着手すると同時に、企業に向けて分譲を開始したいと考えております。 次に、今後の松任・美川・鶴来・白山ろく地域での企業誘致の考えについては、現在、都市計画マスタープランを策定している中で、地域ごとにまちづくり方針を定め、将来的な工業団地の拡張エリアを位置づけております。 今後の工業団地における企業誘致については、地元の意向と御協力を踏まえ、進出を希望する企業のニーズを把握し、県と連携を図りながら行ってまいりたいと考えております。 次に、JDIの現在の状況を石川県はどのように把握しているのかについては、石川県では、JDIからの適時開示情報や報道による情報収集に努めるとともに、JDIの担当者に連絡を取ることで状況の確認を行っているとのことであり、本市におきましても県と同様の対応を行っているところであります。 また、白山工場の現状は、今後の方向性を検討する中で、生産設備等の試運転を行っていると聞いております。 今後も県と連携し、引き続き情報収集に努めてまいります。 以上であります。
○議長(石地宜一君) 山下観光文化スポーツ部長。 〔観光文化スポーツ部長(山下浩雅君)登壇〕
◎観光文化スポーツ部長(山下浩雅君) 私のほうからは、6点目の獅子吼高原の活性化についてお答えいたします。 ゴンドラリフトは、市の直営としてスノーエリアマネジメント白山に業務委託し、毎年4月から11月にかけて運行をしております。運行料金につきましては、従前よりも引き下げ、現在は中学生以上で往復710円となっております。このゴンドラリフトの運行は、獅子吼高原の魅力を発信する核となるものであり、引き続き市が運営を継続してまいりたいと考えております。 本年度のゴンドラ利用者数は3万8,000人余りで、昨年度より約5,000人増えておりますが、市内の利用はそう多くはないように感じております。 今後、スカイ獅子吼から奥獅子吼山への回遊性の向上、手取川扇状地の絶好のビュースポットとしての周知、そしてインバウンド対策など、さらなる市内外からの利用促進に向けた取組が必要であると考えております。 御提案の市内全世帯へのゴンドラリフト1回無料券の配布についてでありますが、市民の皆様が地元の観光資源の価値を再認識していただくことは大変有意義であり、多くの皆様にお越しいただけるよう、その方策について検討してまいりたいと考えております。 以上であります。
○議長(石地宜一君) 松田建設部長。 〔建設部長(松田正之君)登壇〕
◎建設部長(松田正之君) 10点目の道路行政についての御質問にお答えします。 最初に、白山総合車両所・ビジターセンターへの白山ろく・鶴来地域からのアクセス道路構築の考えについてであります。 ビジターセンターにつきましては、先日、自由民主党の観光・産業振興プロジェクトチームの会議が開催され、市道米永松本線に隣接する白山総合車両所の南門付近に設置することが決定されたところであります。白山総合車両所やビジターセンターには、市民や観光客など多くの方々の利用が期待させるところであります。 議員御指摘の白山ろく・鶴来地域からのアクセス道路としては、国道157号から主要地方道鶴来美川インター線などを活用し、川北町と本市長島町をつなぐ市道長島川北線や、国道8号を通り市道米永
松本線により車両所等へ向かうルートを想定しております。市では、平成25年度より白山総合車両所やビジターセンターへのアクセス道路として、市道米永松本線の拡幅工事を実施しているところであります。 次に、県道の消融雪装置の更新の現状と今後の計画についてお答えします。 白山市内の県道を管理する石川県石川土木総合事務所に確認したところ、現在は月橋町地内、県道鶴来水島美川線で消雪施設更新事業を行っているとのことであります。更新計画につきましては、散水量が不足し、著しく消雪機能が低下した箇所において、交通量や損傷の程度などを総合的に考慮し、緊急性の高いところから取り組んでいるところであります。 石川県においては、引き続き鶴来水島美川線など劣化した消融雪設備の更新を順次進め、冬期間の安全確保に取り組んでいきたいとのことであります。本市としましても、老朽化している県道の消融雪設備については早期の更新を要望してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(石地宜一君) 寺越和洋君。 〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕
◆17番(寺越和洋君) 3点ばかり再質問したいと思います。 まず市長には、予算について苦労した点をいま一度ちょっと確認したいと思います。市長が個人的に苦労したのはどこかということを教えていただきたい。 それから基金ですけれども、一般的な話を言われましたけれども、白山市としての理想とする基金の金額を示すことができないかということをお聞きしたいと思います。 そして、健康福祉部長、待機の話ですけれども、確かに保育士不足ということでありますけれども、これはやっぱり官学民と一体となって、保育士の現場、保育士自体の採用のどこに問題があるのかということを協議している場があるのかどうか、そういう学校、役所、現場の声というか、保育園等々、そういう場づくりがあるのかということ等をお聞きしたいし、これは今からになるかと思いますけれども、採用の公開というか、待機の基準が、白山市と金沢市では基準の方法が違うと思うんですが、そこら辺に関して、金沢市は採点方式じゃないかなと思うんですけれども、そういうことに関してはどういうような認識でおるか、この3点をお聞きしたいと思います。
○議長(石地宜一君) 市長、山田憲昭君。 〔市長(山田憲昭君)登壇〕
◎市長(山田憲昭君) 先ほど苦労という言葉をあまり使わなかったのであれですが、少なくとも予算につきましては市民が望むことを重点的にやるということもお答えをいたしたところでありますし、どんどんと要望を全部上げていきますと、それこそもっともっと増えるんですけれども、やっぱり財政状況を考えてみますと、今の501億200万円で何とか圧縮といいますか、増えましたけれども、それでも圧縮したというような感じで、まだまだ税収と収入があれば本当は増やしたいのはそうだったんですが、何とか今年度はこの額で一生懸命やっていきたいと思いますし、繰越明許の費用もあります。そういったことをすると相当決算的には多くなってくるのかなというふうに思っております。 いずれにいたしましても、少しずつ形になってきたようなことがありますので、新規的なものも増えてきたのかなというふうに思っておりますし、今後とも、住んでよかったと言える市民のための予算にしていく、これが一番の苦労したところでありますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(石地宜一君) 竹内総務部長。 〔総務部長(竹内正隆君)登壇〕
◎総務部長(竹内正隆君) 再質問にお答えします。 財政調整基金、要は貯金ですけれども、幾らぐらいあったほうが望ましいのかという御質問ですけれども、これは一般家庭と同じで、あればあるほど望ましいというかうれしいということになります。ただ、答弁にもありましたように、具体的に、幾らあればいいというか、義務的なものはございません。そしてもう一つは、財政調整基金でなく特定目的基金、例えば公共施設整備基金とか、ほかの特定目的基金である程度の積立てがあれば、それはそれでその際に使えるということでいいのかなというふうに思っております。 過去を、ちょっと近年を調べてみますと、財政調整基金については、平成27年度末が一番多くて、このときは約38億円ございました。現在は24億円ということで、かなり減ってきたということになります。取崩し額については大体平年で、平成28年度はこれは15億円、これまでの過去最高で取り崩しておりますが、そのほかについては大体5億円から6億円程度ということになっております。 そういうことを考えてみますと、私的には少なくとも20億円のオーダーはぜひ死守したいというふうに考えております。 以上です。
○議長(石地宜一君) 村井健康福祉部長。 〔健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君)登壇〕
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(村井志朗君) 保育所の入所基準関係の再質問にお答えをいたします。 まず、現場の就労状況とかそういう現場の声、そういう声を聞く機会というか、そういうところですけれども、基本的に、保育所、あるいは保育園・こども園を運営していく中で、毎月定例的に保育所長・園長会議というものをやっておりまして、そういう中で、こちらからいろんな情報発信なり、例えば逆に現場からもいろんな意見等も伺って、そういう意見交換をできる場がございます。 また、保育士の現場のほうでは、これは毎年実施しておりますけれども、保育実践研究会ということで、現場の保育士がモデル事業という形で実際に1年間取り組んで、そうした中で、そういう発表する場の中でまたいろんな課題等があれば、そういうところでまたそういうような意見が出ているということで、ほかにもまた細かいところでも意見を少し集約する、そういう機会はございます。 それから、入所基準のことなんですけれども、これはホームページに、基本的に、市長も答弁しましたように公開しているんですけれども、さらに、優先順位というか、いわゆる就労状況とかそういう子供さんの状況とか、全体のそういう状況を加味できるような、それを点数化する形で優先度をつけて、優先度の高い子供さんから優先的に御入所をいただいているという状況でございます。
○議長(石地宜一君) 寺越和洋君。 〔17番(寺越和洋君)質問席登壇〕
◆17番(寺越和洋君) これで創誠会を代表しての代表質問を終わります。
○議長(石地宜一君) 寺越和洋君の質問は終わりました。 以上で本日の一般質問を終わります。
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△会議時間延長
○議長(石地宜一君) 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ延長いたします。 暫時休憩いたします。 午後2時31分休憩
--------------------------------------- 午後7時0分再開 〔議長(石地宜一君)退場〕
○副議長(南清人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△議長の辞職
○副議長(南清人君) ただいまの休憩中に議長から辞職願が提出されました。 お諮りいたします。この際、議長の辞職の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(南清人君) 御異議なしと認めます。よって、この際、議長の辞職の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 議長の辞職の件を議題といたします。 事務局長に辞職願を朗読させます。 〔事務局長朗読〕
--------------------------------------- 令和2年3月6日白山市議会副議長 南 清人様 白山市議会議長 石地宜一 辞職願 このたび、一身上の理由により、議長を辞職したいので、許可されるよう願い出ます。
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○副議長(南清人君) 辞職願の朗読は終わりました。 お諮りいたします。石地宜一君の議長辞職を許可することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○副議長(南清人君) 起立全員であります。よって、石地宜一君の議長辞職を許可することに決定いたしました。
--------------------------------------- 〔石地宜一君入場〕
△前議長退任挨拶
○副議長(南清人君) 前議長の石地宜一君より退任の挨拶があります。 〔10番(石地宜一君)登壇〕
◆10番(石地宜一君) 市議会議長としての退任に当たりまして、一言お礼の言葉を申し上げます。 昨年の3月会議におきまして、議員各位の温かい御支援と御推挙を賜り、市議会議長という責任のある要職に就任させていただきました。以来、皆様方の御支援、御協力の下、私なりに、これまで先輩諸氏が築き上げてこられた伝統を守るとともに、市民の負託に応えるため、令和最初の議会運営に誠心誠意努めてまいりました。特に、議会改革ということでは、議会機能のさらなる強化を図るために代表質問制を導入、各種団体との意見交換会のさらなる活性化充実、議会報告会などの開催のため積極的に地域へ出向き、市民にこれまで以上に開かれた議会を目指し、より一層、市民目線に立った改革、改善に取り組んでまいりました。 これまで御支援、御協力をいただきました先輩・同僚議員、また、山田市長をはじめ執行部各位から各段の御支援、御指導を賜りまして、今日まで大過なく職責を果たすことができました。ここに謹んで厚くお礼を申し上げる次第であります。 これからは、この1年間の貴重な経験を生かし、一議員として白山市政、議会の発展のためにさらに努力してまいりますので、今後とも皆様方の一層の御指導、御支援を賜りますようお願い申し上げ、甚だ簡単でございますが退任の御挨拶とさせていただきます。 誠にありがとうございました。
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△議長選挙
○副議長(南清人君) 以上の結果、議長が欠員となりましたので、これより直ちに議長選挙を行います。 お諮りいたします。この際、議長選挙を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(南清人君) 御異議なしと認めます。よって、この際、議長選挙を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 議長選挙を行います。 選挙は投票により行います。 議場を閉鎖いたします。 〔議場閉鎖〕
○副議長(南清人君) ただいまの出席議員数は20人であります。 お諮りいたします。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に石地宜一君、小川義昭君を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(南清人君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に石地宜一君、小川義昭君を指名いたします。 投票用紙を配付いたします。 〔投票用紙配付〕
○副議長(南清人君) 念のため申し上げます。投票は、単記無記名であります。 投票用紙の配付漏れはありませんか。--配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めます。 〔投票箱点検〕
○副議長(南清人君) 異状なしと認めます。 これより投票に移ります。職員の点呼に応じて、順次投票願います。 点呼いたします。 〔職員点呼、投票執行〕
--------------------------------------- 1番 池元議員 2番 中野議員 3番 大屋議員 4番 田代議員 5番 山口議員 7番 吉本議員 8番 永井議員 9番 南 議員 10番 石地議員 11番 小川議員 12番 安田議員 13番 北嶋議員 14番 村本議員 15番 宮岸議員 16番 岡本議員 17番 寺越議員 18番 吉田議員 19番 清水議員 20番 藤田議員 21番 西川議員
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○副議長(南清人君) 投票漏れはありませんか。--投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕
○副議長(南清人君) これより開票を行います。 石地宜一君、小川義昭君の立ち会いを願います。 〔石地宜一君、小川義昭君立ち会い〕 〔開票〕
○副議長(南清人君) 選挙の結果を報告いたします。 投票総数20票、うち有効投票19票、無効投票1票。 有効投票中 村本一則君 13票 安田竹司君 5票 宮岸美苗君 1票 以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は5票であります。よって、村本一則君が議長に当選されました。
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△当選の告知
○副議長(南清人君) ただいま議長に当選されました村本一則君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
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△議長就任挨拶
○副議長(南清人君) 村本一則君の議長就任の挨拶がございます。 〔議長(村本一則君)登壇〕
○議長(村本一則君) 議長就任に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 ただいま議員皆様方の御推挙によりまして、第16代白山市議会議長の要職に就かせていただきましたことは、誠に身に余る光栄であり、心から感謝を申し上げます。 私には身に過ぎた大役ではありますが、その責任の重さを痛感し、議会の円満な運営に努め、最善の努力を尽くす決意であります。 本市においては、合併15年目を迎え、「健康」「笑顔」「元気」を基本理念とする将来都市像「健康で笑顔あふれる元気都市 白山」の実現に向け、地域の事情に応じた安定した行政サービスの提供を目指すとともに、安全・安心な社会の構築に努める必要があります。そのためには、執行部と議会が対等な立場で熟議し、磨き上げていく二元代表制における本会議の役割は、一層重要性を増しております。 議長として、常に市民目線に立ちながら民意を的確に反映し、安全で安心して暮らせるまちづくりを目指し、誠心誠意取り組んでまいる所存であります。 今後とも、先輩・同僚議員の皆様、そして山田市長を初め執行部の皆様におかれましては、格別の御指導、御協力を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、簡単ですが就任の御挨拶とさせていただきます。 ありがとうございました。
○副議長(南清人君) 村本一則君の議長就任挨拶は終わりました。 それでは、村本一則君、議長席にお着き願います。 〔副議長(南 清人君)退席、議長(村本一則君)着席〕
○議長(村本一則君) それでは、議長としての職務を行わせていただきたいと思います。 議事の都合上、暫時休憩いたします。 午後7時21分休憩
--------------------------------------- 午後8時10分再開 〔副議長(南 清人君)退場〕
○議長(村本一則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△副議長の辞職
○議長(村本一則君) ただいまの休憩中、副議長から辞職願が提出されました。 お諮りいたします。この際、副議長の辞職の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、この際、副議長の辞職の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 副議長の辞職の件を議題といたします。 事務局長に辞職願を朗読させます。 〔事務局長朗読〕
--------------------------------------- 令和2年3月6日白山市議会議長 村本一則様 白山市議会副議長 南 清人 辞職願 このたび、一身上の理由により、副議長を辞職したいので、許可されるよう願い出ます。
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○議長(村本一則君) 辞職願の朗読は終わりました。 お諮りいたします。南清人君の副議長辞職を許可することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(村本一則君) 起立全員であります。よって、南清人君の副議長辞職を許可することに決定いたしました。
--------------------------------------- 〔南 清人君入場〕
△前副議長退任挨拶
○議長(村本一則君) 前副議長の南清人君より退任の挨拶があります。 〔9番(南 清人君)登壇〕
◆9番(南清人君) 副議長を退任させていただくに当たりまして、一言御礼の御挨拶を申し上げます。 昨年の3月会議におきまして、皆様方の御推挙を頂きまして、副議長の要職を務めさせていただきました。以来、今日まで前石地議長の補佐役として副議長の職務に全力を傾注し、大過なくその職を務めさせていただきました。 これもひとえに議長を初め、議員の皆様はもとより、山田市長並びに執行部の皆様ほか多くの方々から頂きました御指導、御協力のたまものであります。心より深く感謝とお礼を申し上げます。 これからは、一議員として、白山市民が安全で安心して暮らせるまちづくりの推進に一層の努力をいたす所存でございます。 皆様方におかれましては、これまでと相変わらぬ御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げまして、甚だ簡単でございますが退任の御挨拶とさせていただきます。 どうもありがとうございました。
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△副議長選挙
○議長(村本一則君) 以上の結果、副議長が欠員となりましたので、これより直ちに副議長選挙を行います。 お諮りいたします。この際、副議長選挙を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、この際、副議長選挙を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 副議長選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。 お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。 副議長に清水芳文君を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました清水芳文君を副議長の当選人と定めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました清水芳文君が副議長に当選されました。
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△当選の告知
○議長(村本一則君) ただいま副議長に当選されました清水芳文君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
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△副議長就任挨拶
○議長(村本一則君) 清水芳文君の副議長就任の挨拶がございます。 〔副議長(清水芳文君)登壇〕
◆副議長(清水芳文君) 副議長就任に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 このたび議員各位の御支持を頂きまして副議長に当選をさせていただきましたことは、この上もなく光栄と存じますとともに、その責任の重大さに身の引き締まる思いであります。 白山市議会においてはこれまで、議会機能の強化を図るための代表質問制の導入、市民に開かれた議会を目指した議会報告会などの充実など、自らの議会改革を積極的に行ってまいりました。 今後も、市民目線に立った議会を目指し、微力ではございますが、議長を補佐いたしまして、議会運営が円滑に進行してまいりますよう、副議長としての職務を遂行してまいりたいと思います。 議員各位を初め、執行部の皆様方の御支援、御鞭撻を心からお願い申し上げまして、副議長就任の挨拶とさせていただきます。 ありがとうございました。
○議長(村本一則君) 清水芳文君の副議長就任の挨拶は終わりました。
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△市長挨拶
○議長(村本一則君) この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。 市長、山田憲昭君。 〔市長(山田憲昭君)登壇〕
◎市長(山田憲昭君) このたびの正副議長の辞任に伴い、新たに議長、副議長がそれぞれ選任されましたので、一言お礼並びにお祝いを申し上げます。 初めに、前議長の石地宜一さんにおかれましては、その卓越した指導力と豊富な見識により、円滑なる議会運営に御尽力されました。また、前副議長の南清人さんにおかれましても、議長の補佐役として誠心誠意職務を果たされたところであり、お二人には、昨年3月に宣言した「健康都市 白山」の下、誰もが夢や希望を持ち続け、市民も自然もまちも全てのものが健康で笑顔あふれる白山市を未来に引き継ぎ、持続可能なまちづくりに取り組むこの重要な時期を担う正副議長として、市議会の発展と市政推進のために多大なる御尽力と御協力を賜りました。 ここに、これまでの御労苦に対し深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第であります。 また、このたび新たに議長に就任されました村本一則さん、副議長に就任されました清水芳文さんには、心からお祝いを申し上げます。 お二人には、これまでの経験を生かされ、議会の円滑なる運営に御尽力を頂きますとともに、市政全般にわたりましても御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げる次第であります。 本市は今年、市制施行15周年を迎えました。これを契機に、さらなる飛躍に向け、歩みを進めてまいる所存でありますので、村本議長、清水副議長を初め、議員各位におかれましては、今後とも市民福祉の向上と市政発展にお力添えを賜りますよう心からお願いを申し上げまして、お祝いの言葉といたします。
○議長(村本一則君) 市長の挨拶は終わりました。 暫時休憩いたします。 午後8時20分休憩
--------------------------------------- 午後10時0分再開
○議長(村本一則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△常任委員の選任
○議長(村本一則君) ただいまの休憩中、私から予算常任委員及び決算常任委員の辞任願の提出をいたしました。委員会条例第14条の規定により、これを許可いたしました。 私から広報広聴委員の辞任願の提出をいたしました。委員会条例第14条の規定により、これを許可いたしました。 お諮りいたします。この際、常任委員の選任の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、この際、常任委員の選任の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 常任委員の選任の件を議題といたします。 予算常任委員及び決算常任委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、石地宜一君を指名いたします。 広報広聴委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、南清人君を指名いたします。
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△議会運営委員の選任
○議長(村本一則君) 先ほどの休憩中、私から議会運営委員の辞任の提出をいたしました。委員会条例第14条の規定により、これを許可いたしました。 お諮りいたします。この際、議会運営委員の選任の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、この際、議会運営委員の選任の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 議会運営委員の選任の件を議題といたします。 議会運営委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、南清人君を指名いたします。
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△特別委員の選任
○議長(村本一則君) 先ほどの休憩中、私から公共施設等に関する特別委員の辞任願の提出をいたしました。委員会条例第14条の規定により、これを許可いたしました。 お諮りいたします。この際、特別委員の選任の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、この際、特別委員の選任の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 特別委員の選任の件を議題といたします。 公共施設等に関する特別委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、石地宜一君を指名いたします。
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△
手取川流域環境衛生事業組合議会議員の選挙
○議長(村本一則君) 先ほどの休憩中、市長から手取川流域環境衛生事業組合議会の議員1人を選挙されたい旨の通知がありました。 お諮りいたします。この際、
手取川流域環境衛生事業組合議会議員の選挙を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、この際、
手取川流域環境衛生事業組合議会議員の選挙を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
手取川流域環境衛生事業組合議会議員の選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。 お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
手取川流域環境衛生事業組合議会議員に南清人君を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました南清人君を
手取川流域環境衛生事業組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました南清人君が手取川流域環境衛生事業組合議会の議員に当選されました。
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△当選の告知
○議長(村本一則君) ただいま当選されました南清人君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
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△
白山石川医療企業団議会議員の選挙
○議長(村本一則君) 先ほどの休憩中、市長から白山石川医療企業団議会の議員1名を選挙されたい旨の通知がありました。 お諮りいたします。この際、
白山石川医療企業団議会議員の選挙を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、この際、
白山石川医療企業団議会議員の選挙を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
白山石川医療企業団議会議員の選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。 お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
白山石川医療企業団議会議員に石地宜一君を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました石地宜一君を
白山石川医療企業団議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました石地宜一君が白山石川医療企業団議会の議員に当選されました。
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△当選の告知
○議長(村本一則君) ただいま当選されました石地宜一君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
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△石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙
○議長(村本一則君) 先ほどの休憩中、市長から石川県後期高齢者医療広域連合議会の議員1人を選挙されたい旨の通知がありました。 お諮りいたします。この際、石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、この際、石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。 お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。 石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員に私、村本一則を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました私、村本一則を石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村本一則君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました私、村本一則が石川県
後期高齢者医療広域連合議会議員に当選いたしました。
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△当選の告知
○議長(村本一則君) ただいま当選した私、村本一則を本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
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○議長(村本一則君) 本日の議事はこれをもって終了いたしました。 次の本会議は、9日午前10時から開きます。 本日は、これにて散会いたします。御苦労さまでした。 午後10時8分散会
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